【観光情報】コンポンチャム州 (Kampong Cham Province)
【観光情報】コンポンチャム州 (Kampong Cham Province)
2017.06.09

カンボジア各州情報では、カンボジアにある24州と1特別市のそれぞれの名所・ホテル・お土産・料理など観光に役立つ情報をお届け!今回はカンボジア東部のメコン河流域にあるコンポンチャム州をご紹介します。

基本情報
州名 : コンポンチャム
州都 : コンポンチャム
面積 : 4,549
人口 : 895,763(2018年の国勢調査より)
アクセス : プノンペンから

コンポンチャム州はカンボジア東部の州。メコン河流域のため、多くの渡し船の乗り場があり、川を渡るために待つ(チャム)ことが多かったこと、またチャム族が多く住んでいることから「コンポン(船乗り場)チャム(待つ、またはチャム族)」と呼ばれるようになった。
メコンの肥沃な土壌に恵まれ、稲作、畑作が盛んで、人口の76%が農民である。

ダウンタウン

きずな橋

中心地には大きな市場が2 つあり、商店が並ぶ。
2001年に日本の無償援助で建設された「きずな橋」 という全長1,800m のメコン河横断橋があり、観光名所のひとつとなっている。
橋の完成によって、プノ ンペンからコンポンチャム、クラチェ、ストゥント ラェン、ラタナキリ、モンドルキリ各州へのアクセスが大幅に楽になった。

ハォン地域

一年中豊かな水が流れる

森の中の仏像彫刻町の中心部から90km のところに位置する森林観光地。古くから滝のある場所として知られており、多くの観光客が訪れる。多い日は1日に2,000~5,000人の行楽客でにぎわう。
年中を 通して水があるため、乾季でも水遊び ができる。この滝での水遊びは無料。

コッパェン

全長2キロの竹の橋を渡る

町の中心部から1kmのところにある島の行楽地。全長2kmの竹の橋が架かっている。
橋の下は、雨季には強い水流があるが、乾季には広大な砂浜となる。週末や祭日には多くの行楽 客が水遊びにやってくる。橋を渡るには通行料が必要。

この島には「コッパェン」という村がある。観光客は、自転車で村を回って村人の生活やタバコ、トウモロコシ、ジャックフルーツ、バナナ畑を見ることができる。

ルーンプレァッスダイッコン

右の遺跡は戦争で壊れてしまった

町の中心部から42km のところに位置する。
カン王によって9 世紀に建設されたレンガ造りの3つの遺跡のうち、一つ目の遺跡は戦争によって破壊され、今は2つの遺跡しか残っていない。
二つ目の遺跡には彫像があり、多くの行楽客が礼拝をしている。
三つ目は崩壊寸前の状態。敷地内には馬にまたがったカン王の像がある。

ハンチェイリゾート

最近建立された新しい建物

町の中心部から20kmのところにある山の観光地。
メコン河の西岸にあり、303段の階段を上ったところに7世紀ごろの3つの遺跡がある。
その近くには最近建立された、装飾の美しい寺院がある。頂上からの景色は絶景。

チュップゴム農園

ゴム林

中国、シンガポールなどへ輸出コンポンチャムはゴムの産地。カンボジアのゴム栽培の歴史は、1910年にフランス人によってスタートする。1920年に栽培を開始した15,291.5ヘクタールを誇るチョップゴム農園は、一般にも公開されており、ゴム栽培や樹液の収集の様子を見学することができる。

ノーコーバチェイ寺院

印象的な寺院の形

町の中心部から2kmに位置する、12世紀ごろにスーリャバルマン2 世が建立した寺院。
地方の王が休憩所を作り、村の娘がデザートを作って献上したことが縁で結婚。以来王の名前を取ってバチェイ寺院と呼ぶようになった、という伝説がある。

プノムプロッ・プノムスレイ

高い方が「女山」

低い「男山」町の中心部から7km のところにある2つの山。高い山が女山、低い山が男山。男女のグループが山を競い合って造り、女性が知恵を使って男性に勝ったという伝説がある。このことから、カンボジアは女系社会となり、男性が婿入りをするようになったといわれる。
男山は車で頂上へ行けるが、女山は217 段の階段を昇る。 頂上にはそれぞれ、仏教寺院が建つ。

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