You can call vehiacles by the apps in your smart phone any time! 【Ride shaning Apps】
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2018.06.11

プノンペンの都市交通事情は、最近急速にハイテク化が進んでいます。東南アジア各国で展開している「Grab(グラブ)」ほか、いくつもの配車アプリが登場し、プノンペンではいつでも簡単にスマートフォンでタクシーを呼び出せるようになりました。

これまで特に外国人が苦労した場所の説明や料金交渉が不要で、料金もかなり割安。外国人だけでなく地元の人たちもよく利用しています。そこで今回は、カンボジアで使える代表的な配車アプリの簡単な説明と、実際にGrabを使ってみた様子をお届けします!

 

プノンペンで使える主な配車アプリ

Grab(グラブ)

マレーシアをはじめ東南アジア各国で展開している配車アプリ。カンボジアでは、昨年末に先行していたUberを買収してサービスを開始した。車、トゥクトゥクのほか、バイクタクシーもある。クレジットカード払いも可。

(Grabのスクリーンショット)

EXNET Taxi(エクスネットタクシー)

2016年にサービスを開始したカンボジアの配車アプリの先駆け。車(普通車/高級車)、リキシャ型トゥクトゥクのほか、ゆったり座れるカンボジア従来型のトゥクトゥクも選べる。

(EXNET Taxiのスクリーンショット)

PassApp(パスアップ)

選べる車種もアプリのシステムもEXNET Taxiと同じだが、特にリキシャ型トゥクトゥクの登録台数が多い。プノンペンの街中では同社のステッカーを貼ったトゥクトゥクを最もよく見かける。最近地方にも進出し、シェムリァップ、シアヌークビル、バッタンバン、カンポットでもサービスを開始した。

(Passappのスクリーンショット)

iTsumo(イツモ)

自社で独自開発したというアプリの操作言語はクメール語、英語のほか、韓国語、中国語、そして日本語にも対応している。車(普通車/高級車)、トゥクトゥク、バイクタクシーを配車できる。

 

配車アプリで呼べる車の種類

①車(普通車)
対応アプリ: Grab、EXNET TAXI、PassApp、iTsumoなど
料金:初乗り4,000〜6,500リエル程度(それ以降 +2,000リエル/km〜)

②車(高級車)
対応アプリ:Grab、PassApp、EXNET TAXI、iTsumoなど
料金:初乗り5,000〜7,500リエル程度(それ以降 +2,300リエル/km〜)

③リキシャ型トゥクトゥク
対応アプリ:Grab、EXNET TAXI、PassApp、iTsumoなど
料金:初乗り3,000〜3,900リエル程度(それ以降 +1,200リエル/km〜)

④トゥクトゥク
対応アプリ:EXNET TAXI、PassApp、iTsumoなど(※Grabは現時点ではリキシャ型/従来型の選択肢はなく、 「Grab Tuk Tuk」を呼ぶと「リキシャ型」が配車されることがほとんどだが、まれに従来型が来ることも。)
料金:初乗り4,000〜4,500リエル程度(それ以降 +1,300リエル/km〜)

⑤バイクタクシー
対応アプリ:Grab、iTsumoなど
料金:初乗り2,500〜3,900リエル程度(それ以降 +1,000リエル/km〜)

※すべて2018年5月時点の情報です。上記の料金/対応アプリは変わる可能性があります。最新の情報は実際にアプリを開いてご確認ください。

 

Grabでトゥクトゥクを呼び出し

さて、いよいよ実際に配車アプリを使ってみましょう!

編集部はナイトマーケット前でボートを降りたあと、次の目的地であるプノンペン駅に向かうため、配車アプリを使ってトゥクトゥクで移動することにしました。(ここまでの移動はこちら→渋滞知らず! プノンペンの新交通サービス・水上タクシーに乗ってみました

手順は以下の通り、簡単に呼び出すことができます。

①アプリ上で、ピックアップ場所と行き先を指定する。呼び出す場所はGPSで表示される現在地のほか、地図上に点を打つか住所を入力し、別の場所を指定することもできる

②車種は、車(普通車/高級車)、トゥクトゥク、バイクタクシーから選べる。今回はトゥクトゥクを選択。車種を選ぶ前に、それぞれ運賃がいくらになるか確認できる

③「ドライバーが見つかりました」という通知が届く。ドライバーの名前と車体登録ナンバーが示され、間違わずに乗車できる。また、これまでのドライバーの評価(★で表示)も確認できて安心

④待っている間は到着までの残り時間が表示される

また、ドライバーと電話やSMSでやりとりできる仕組みになっており、この時は「数分で着きます」というダイレクトメッセージが送られてきました。

 

トゥクトゥクが到着

アプリで呼んだトゥクトゥクが時間通りに到着。車体番号を確認し、乗車します。

トゥクトゥク

配車アプリのトゥクトゥクはインドから入ってきた「リキシャ」タイプが主流で、カンボジアに以前からある従来型のトゥクトゥクよりも車体は小さめ。客席部分は大人の男性2人で乗るとちょっと狭いですが、小回りがきくのがいいところです。(※Grabではカンボジアの従来型のトゥクトゥクが来ることもある)

プノンペン駅

駅前に無事着いたので、料金をドライバーに支払って下車。料金は下車時にドライバーのアプリ上に表示されます。今回は呼び出し時に確認した通り、わずか4,100リエルで移動できました(料金交渉が必要な従来型トゥクトゥクだと、おそらく2ドルはかかったと思われる)。明朗会計で料金も安く、とっても便利!

トゥクトゥク

トゥクトゥクでの移動はここまで! 最後にポイントをまとめました。

配車アプリまとめ

・基本的にアプリ上の操作だけで利用できるので、言語の問題がなく、クメール語ができない外国人にはとても便利

・メーターで計測した走行距離による明朗会計で、料金交渉は不要なため、後になって料金でもめることもない

・ピックアップ場所と行き先をアプリ上の地図で指定でき、ドライバーのアプリ上にも示されるので、口頭で場所を説明しなくてよい(ただし地図を読むのが苦手なドライバーから、「どこ?」と場所を聞かれることもある)

・「Grab」の場合、現金のほかにクレジットカード払いも可

 

従来型(料金交渉タイプ)と比べ、配車アプリのトゥクトゥクは基本的に料金が安くなっています。また、値段交渉をする労力がかからず、ぼったくりの心配もないので安心。各アプリに登録したトゥクトゥクや車がプノンペン内をたくさん走っているので、「Grab」や「PassApp」など、いくつかアプリをダウンロードしておくと必要な時にすぐに呼び出せて便利です!

紙面と連動した動画レポートはこちら。配車アプリは1:57~2:42に紹介されています。

 

・プノンペンの交通機関レポート続きはこちら→空港〜プノンペン市内間で鉄道が運行開始! タクシーやトゥクトゥクとどっちが便利?

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