カンボジアの複数の環境系NGOは、シンガポールがカンボジアの砂を不法に輸入していると非難した。
これは、国連の統計では2007年から2015年までの間に、カンボジアからシンガポールへの砂の輸出は280万トンとされているのに対し、シンガポール側の輸入データは7220万トンで、約7000万トンもの誤差があることに端を発している。なお、カンボジアは昨年11月に砂の輸出を禁止している。
指摘を受けシンガポール政府は、これまでの調査ではそのような不正取引は見つかっていないと疑惑を否定している。シンガポールは国土を広げるために埋め立てを積極的に行っており、世界最大の砂輸入国となっている。

