都内で開催中の東京国際映画祭で、カンボジアのソトー・クリカー監督の作品が公開される。ソトー・クリカー監督はニョニュム74号の「カンボジア・エンタメニュース」でもご紹介した、カンボジアで今注目の監督だ。
ソトー・クリカー監督が携わったのは『アジア三面鏡2016:リフレクションズ』という作品で、ひとつのテーマのもと、3人の監督がオムニバス映画を共同製作する国際交流基金アジアセンターと東京国際映画祭のプロジェクトだ。第1弾は「アジアで共に生きる(Living Together in Asia)」をテーマに、ブリランテ・メンドーサ(フィリピン)、行定勲、ソトー・クリカー(カンボジア)の3監督が、日本とフィリピン、マレーシア、カンボジアを舞台に製作した。
ソトー・クリカー監督が手がけたのは『Beyond The Bridge』。プノンペンにある日本カンボジア友好橋の建設を物語の中心に据え、内戦から復興へ、時代を超えてカンボジアと日本をつなぐラブストーリーを作り上げた。主演の加藤雅也は橋の建設に携わった人物の青年期とその後を演じ分けている。また本作には、自国にはほとんど残されていない内戦時の記録映像も織り交ぜられている。
今後の上映は、11月3日の10時50分からだ。
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