アジアの平和や発展に貢献した個人や団体に送られるマグサイサイ賞に上智大学の石澤良昭教授が選ばれた。石澤氏は世界遺産「アンコール遺跡群」の研究を続け、修復や保全なども尽力した功績が評価されて今回受賞となった。
この賞は1957年にフィリピン大統領ラモン・マグサイサイが飛行機事故で死去したのを受け、ニューヨークのロックフェラー兄弟財団(RBF)の出資で発足し、創設された賞である。毎年アジア地域で社会貢献などに傑出した功績を果たした個人や団体に対し、マニラ市のラモン・マグサイサイ賞財団により贈られ、「アジアのノーベル賞」と呼ばれており、過去にチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世やマザー・テレサなどが受賞している。なお、授賞式は8月31日に行われる予定。
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