ハンガリーのブダペストで「世界水泳2017」が行われている。今回、カンボジアからは3人の選手が参加。大会初日に男子50mバタフライにトゥン・チャントール選手(26歳)が出場。予選突破とはならなかったものの、本来の自己ベスト(28.9秒)を大幅に更新する27.45を記録。世界水泳という大舞台で1.5秒も自己記録を更新するのは異例で彼のこれまでの努力が結果として現れた形となった。
今回の記録更新に関してチャントール選手は「自分がこんな世界一の舞台に立つなんて、全く想像出来なかった。他国の選手たちのようにもっと速くなりたいから、カンボジアに戻ってから今まで以上に練習を頑張ります」とコメントした。
また、カンボジア代表チームを支えている生山咲ヘッドコーチ(JICA)は「大舞台に気落ちせずに堂々としていた姿に感動した。他の選手も調子が良いので彼に続いてほしい」と語った。チャントール選手は現在、26歳だが、水泳を初めてまだ5年。今回の記録更新はじめ、今後も伸びしろがある楽しみな存在だ。来月にクアラルンプール(マレーシア)で行われるSEA GAMES (東南アジア版オリンピック)で自身初の決勝進出も見えてきた。
世界水泳ではこの他にも男子50m・100m自由形、女子50mバタフライ、女子50m自由形、チャントール選手も男子50m背泳ぎに出場予定。今後もカンボジア代表選手から目が離せない。
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2017.08.01 水泳
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