最近、カンボジア在住日本人のSNSや街中でカタカナで“カンボジア”と書いてあるTシャツを目にするけど、あれはいったい何だろう・・・そう思った方も多いと思うので今回はコミュニケーションが生まれるTシャツ「カンボジアT2.0」の発案者ハラハタ ミオさんにお話を伺ってきました。(NyoNyum99号でも紹介)
P R O F I L E
ハラハタ ミオさん
1992年生まれ、愛媛県出身。大学卒業後にアリババ株式会社を経て、2016年プノンペンにある人
材紹介会社CDLに入社。同オフィス内に本を自由に共有できるプノンペンブックポスト(通称PPBP)
の設置から、コミュニケーションが生まれるTシャツ「カンボジアT2.0」を販売するなど、さまざまな
活動を行っている。また、カンボジア人社会起業家を応援するプラットフォーム「#value!」を運営中。
Q.なぜ、カンボジアに?
大学卒業後はアリババで1年半ほど働いていました。学生時代にカンボジアをはじめ何度か途上国へ行ったんですが、社会が発展していないぶん、人と人のつながりが強いと感じて大好きになったんです。先進国である日本にはもう20年以上住んだし、今度は憧れの環境で挑戦してみたいと思い、約2年前にカンボジアへ移住しました。現在はCDL(クリエイティブダイアモンド リンクス)という日系人材紹介会社で日系企業の求人を担当したり、カンボジアで働きたい日本人求職者向けのキャリアコンサルティングなどを行っています。仕事と平行しながらブログ等でカンボジアの魅力を発信しています。
Q.最近、街でハラハタさんが作ったカタカナで「カンボジア」と書いてあるTシャツをよく目にしますが、あれにはどのような意味があるんですか?
現在急速に発展しているカンボジアですが、カンボジアのことを知らない多くの日本人は、地雷や貧困のようにネガティブなままのイメージを持っています。私はカンボジアが大好きなので、1人でも多くの人にこの国の魅力を伝えたい。そこで考えたのが、大きく胸に「カンボジア」と印字された「カンボジアT2.0」というTシャツ。このTシャツを着ていると、いろいろなところで「なんでカンボジア?」とよく聞かれます。そこでコミュニケーションが生まれ、カンボジアのことを知ってもらえるきっかけになるんです。また、購入者の方を中心に、すでに日本・カンボジアで計5回もイベントを開催し、コミュニティ作りのツールとしても活用できているんです。2018年春の発売以来、これまで10カ月で約300枚も売れちゃいました(笑)。
Q.去年からカンボジア人社会起業家を応援するプラットフォーム「#value!」も運営していると聞きましたが、具体的にどのようなことをしているんですか?
日本にいたとき、社会問題について考える団体を作って、イベントやツアーを開催していました。社会問題というと自分ではなかなか解決できないと思いがちですが、実際に解決しようと動いている人たちが周りにたくさんいました。自ら解決できなくても、そういった人たちを応援することによって、自分たちが目指す社会を作れるのではないかと思ったんです。カンボジアでは、社会貢献活動=外国人というイメージがありますが、実はカンボジア人でも行動を起こしている人はたくさんいるんです。そういった方々の活動をより多くの人に知ってもらいたいと思い、「#value!」を始めました。#value!は社会を変えようとしている人と、社会の役に立ちたい人のマッチングプラットフォームになるべく、記事やイベントを通じて両者のマッチングを起こそうとしています。
イベント情報
早速、3月3日はプノンペン、9日に東京でイベント開催するようです。ご興味ある方はご参加ください。
<3月3日カンボジア在宅介護ビジネスの第一人者フィルムさんのトークイベント>
<3月9日、社会起業家を応援するプラットフォーム#value!活動発表会@浅草!>
SNS情報
●個人ブログ:ハラハタミオ@カンボジア
●Twitter:@harahatamio
●Instagram:@cambodiat_2.0
●#value!公式サイト:http://hash-value.com
●カンボジアでお仕事探しならCDL:http://www.cdl-consultant.com
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