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ココロは誰を動かす?

プノンペンで、シェムリァップで、東日本大震災3 年を迎えた3 月に、カンボジアにいて直接的なことはできないけど、東北の復興を祈る気持ちを届けられないかという思いから「ココロヲツナグプロジェクト 」が行われました。プノンペン、シェムリァップの有志がコーラスグループを結成したり、復興応援チャリティーグッズを作って販売したり。とにかく今の自分たちに「できること」を考え、それを行動に移して、それを東北に届けるというプロジェクト。

3 月16 日にプノンペンでそれまでの1 週間の「できること」を集めた「ココロをつなぐLIVE コンサート」、そして3 月23 日にシェムリァップで「できること」を集めた「ココロをつなぐキャンドルナイト」が行われました。震災が起きた3.11 前後でメディアでいろんな報道が行われて、まだまだ解決していない問題や、政府の対応に対する批判であったり、問題意識であったり、そういうものが取り上げられている中で、じゃあ、自分は何をした? そんな風に思った人も少なくないのでは。これってとっても日本人的な思考で、何もしなかったことを恥じたり、反省したり、そして次にじゃあ何かしようって思ったり。私がまさにそれ。そういう思考から今回のプロジェクトを仲間に相談し、その仲間たちも同じように疑問を持ち、反省し、実行しようって思ってくれました。

そうやって動き出したプロジェクト。プノンペンから東北へ、シェムリァップから東北へ、そのココロが伝えられました。東北でそれを受けてくれた皆さんからは「ココロを寄せてくれてありがとう。忘れないでいてほしい」というメッセージ。忘れないよ。ココロの中でいつも思っているよ。

そんな人の心の中にある「ココロ」が、その人の心を動かし波紋を広げていく。それこそが、政府でもない、行政でもない、肩書のない「わたしたち」にできること。それが「ココロヲツナグプロジェクト」なんです。

2014.4-5月号(第70号)掲載