教師になるため頑張っている学生がたくさんいる。試験勉強はもちろんのこと、親の思いのためや家族のため、自分の夢のために時間を掛けて教師という職に就くため興奮する学生たち。教師養成学校に通って教師を目指す学生の声を聞いてみた。
「教師になることは自分も親も憧れ。それを実現させるべく努力したい!」
ボー・ソムピアックさん(26)
目標:高校の教師
専攻:クメール文学
教員候補生試験合格:2023年
出身:タケオ州
教員教養学校:国立教育研究所(NIE)
「親が教師に憧れており、私自身も教師を目指しています。このキャリア通して、国のために人材を育成する立場になり、自分が学んで知ったことを人に共有できるからです。この夢を実現するために、私は約6年間、試験勉強合格に向けて一所懸命に取り組んできました。ようやく合格できた時は自分の気持ちをどう表現していいのか分からないほど興奮しました!」
合格後はプノンペンに上京して教師教養学校で教育コースを取らなければならなかった。プノンペンでの勉学や生活の状況について次のような教えてくれた。「プノンペン教師教養学校には学生寮がないため、賃貸アパートを借りないといけません。登校の交通費や食費などは、奨学金で何とか生活ができています。そして、教育学の授業では、教育の理論ばかりではなく、授業の進め方や、授業の計画、チームワークの作業、課題のための研究などあり、ストレスがかなり溜まります。教師になるには、かなり難しい過程を経ないといけませんが、同時に学べることも多くあります!」
理論と実践を両立させ、カリキュラムとして定められたレッスン内容をしっかりと把握することが大切で、さらに教師としては生徒への思いやりと体力がなければならないという。
「幼い頃から教師になるのが夢。何度も何年も失敗しながらも諦めずに努力し続けた結果、夢がようやく叶った!」
ソット・ピセイさん(25)
目標:高校の教師
専攻:物理学
教員候補生試験合格:2023年
出身:プレイヴェーン州
教員教養学校:国立教育研究所(NIE)
「若い頃から教師に憧れていました。入学が決まった時は、高校の試験合格よりも興奮してうれしかったです!NIEでは教師になるための教育学を徹底的に学べるので、大学で学ぶ以上のことを実践的に習得できます。コンピュータの使い方がわからないと困るため、そのための努力もしています。今、夢の半分が達成できたところで、これからNIEで新しいことを学ぶことをとても楽しみにしています。NIEでは、時間厳守や規律、教師としての倫理など多く学ぶほか、これまで知らなかった教育事情や理論などをたくさん学べるため、非常に関心を持っています。」
「高校の英語の教師になることは幼い頃からの夢だったため、挑戦して頑張ってきた!」
ソ・トナーさん(25)
目標:高校の教師
専攻:英語学
教員候補生試験合格:2017年と2023年
出身:プレイベン州
教員教養学校:PTECと国立教育研究所(NIE)
「子供の頃から教職の仕事が夢でした。この仕事は社会から評価され、安定した給料で生活ができるからです。大学に通わず高校卒業後は関心のある英語学を独学して研究に努めた結果、2017年に中等学校の英語の教員候補生試験に合格しまし、4年間PTECの教員養成学校で勉強しました。その後、2023年に高等学校レベルの英語の教員候補生試験に挑戦し、ようやく合格しました。」
試験に合格した後は、教員教養学校で2年間、教師になるために教育学を勉強しなければならない。この2年間で受けた教養学は教員としてのキャリアのためになったという。「教育学の学習の主なメリットは、生徒がどのように学ぶのか、そのための教え方を学べるうえに、生徒が学習に興味を持てるようにすることと指導をより効果的にすること、クラス管理などの習得できたのがよかったです。」
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