5 月末からの日本出張を終えて、1 カ月半ぶりにカンボジアに帰って来たボンユキ。カンボジアが恋しくって、早くおうちに帰りたくて、9月からの直行便の就航でおそらく最後になるだろう日本からバンコク経由での移動でクタクタになりながらも、空港に降り立った瞬間疲れが吹っ飛んでいった。外に出ると、懐かしの運転手さん、ウーロンの笑顔が迎えてくれる。真っ青に澄み切った空、白い雲。あの22 年前にカンボジアに初めて降り立った日と同じ、照りつける日差し、じめっとした空気、雨の匂い、人々の声。そんなものを五感で受けながら車に乗り込む。すぐに恒例の(?)渋滞にはまり、ここは首都の中心部か? と思うほどのガタガタ道を迂回する。すべて、私が見ているカンボジアだ。
日本生まれの日本育ち、そしてカンボジアでそのさらに半分を生きた、ちょうど中間地点のこの時期に、私はひとつの決心をした。
カンボジアの名前をつけよう!
そして生み出されたのが「សិរ ផលិ (セレイポリカー)」だ。
សិរ(セレイ)は「幸福」という意味の言葉。ផលិ (ポリカー)は「成果」といったようなときに使うផល(ポル)から成り、そういう結果になるとか、そういう状態を生みだすとか、いろいろな意味に使われる。「セレイポル」は男性っぽい語感だったので、女性っぽく「セレイポリカー」としていただいた。幸恵(日本名)、ボンユキ(日本カンボジア混合名)、セレイポリカー(カンボジア名)と、3 つの名前を持つ女? となってしまったボンユキですが、日本とカンボジア半分半分でこれからも行ったり来たりするのかな。
2016.8-9月号(第84号)掲載
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