食べるもの、身に着けるもの、使うものetc. いろんなものを揃えて地元の人たちの暮らしを支える市場は、いつも活気に満ち、生活感があふれています。ただ見て歩くだけでも十分おもしろいけど、せっかくなら地元の人たちに混ざって買い物してみませんか?
それぞれ違った特色があるプノンペンの主要な市場5つをご紹介するシリーズ特集、今回はダムコーマーケットです。記事の最後には市場内マップも付いてます!
夜中こそ大盛況! 青果市場は眠らない
プノンペン一の青果市場、ダムコーマーケットは、夜中にその周辺が賑わってきます。夜も更けた午後11時頃から、野菜や果物を積んだトラックが続々と到着。積荷は市場正面、そして市場から少し南のモニレット通り沿いに広げられて、路面に夜だけの巨大青果卸売り市場ができあがります。
おもな客はプノンペンや近郊の州にある市場の青果店です。10キロごとの袋単位などで大量に仕入れていきます。日が昇る頃まで、夜通しライトを照らして行われる売り買いは、見ているだけでもエキサイティング。
そして、屋根のある市場本体も朝が早いんです。市場全体が開くのは朝6時ですが、麺を売る店や豚肉屋など一部の店は早朝4時頃から営業し、朝食の屋台や食堂を営む人たちのニーズに応えているそう。日中も、市場の周りの青空市場で果物や野菜が種類も数も豊富に売られています。
屋根のある市場本体は、小さいながらも生活に必要なものは一通りそろう品揃えです。市場南側に面した外の通路には青果店が並び、大量にスイカを積み上げた専門店も。市場とモニレット通りをつなぐ通路周辺は、日中は青果や洋服その他が並ぶ青空市場に、そしてモニレット通り沿いの路面が夜には巨大青果卸売り市場になります。
ダムコーマーケット店舗紹介
スイカの卸売り店/マパリーさん (55)
「小玉〜大玉まで、甘くておいしいスイカが1ダース(12個)で大体8,000〜35,000リエル。割高になるけど1個単位でも売るわよ」
果物店/チョーリーさん(20)
「いろんな果物を取り揃えて、24時間営業してます♪」
スルメ・干しエビなど/バランさん(34)
「朝5時から店を空けてるよ。中くらいサイズのスルメは5枚で6ドルくらい」
ダムコーマーケット基本情報
開業:1983年
営業時間:24時間/毎日(※屋根つきの市場本体は、全部の入り口が開くのは6:00~17:00。市場周辺の路面の市場も合わせると24時間営業している)・夜更け、周辺が巨大青果卸売り市場に!
・日中も市場の外に青果店が多く並ぶ
・早朝から営業を開始する市場本体はこぢんまりしていて見て回りやすく、売り子さんは気さくな人が多い
市場内地図
ダムコーマーケットの位置
(2017年4月発行 NyoNyum88号より)
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