【 カンボジアでHappy子育て!その10】子供の叱り方
【 カンボジアでHappy子育て!その10】子供の叱り方
2022.02.19

このコラムはプノンペンにあるラッフルズメディカルカンボジアの八木加奈恵先生がカンボジアで子育てを通じて様々な子供との接し方などを紹介していきます。

今回は「子供の叱り方」についてお話します。

 

「子供の叱り方」

親が子供を叱るとき、子供のためを思って叱っている方が多いと思います。しかし、子供は普通、親にはいつも笑っていてほしいので、叱られるとただただ悲しいのです。

子供を叱ったら、反省して、次はやらなくなるだろうと期待する親は多いと思いますが、実際にはそううまくはいきません。

いつも叱られている子は、反省するどころか、親が口を開くだけでまた叱られると思い、人の話を聞かない子になってしまう可能性があります。

では、どうすればいいでしょうか?

子供を叱る前に、まずどうしてそうしてしまったのか、子供の話を聞いてあげましょう。

子供を叱る時は、①子供が人を傷つける危険がある時、②子供自身が大怪我をする危険がある時、③物をわざと壊した時に限定しましょう。

叱るときは、短い言葉でポイントだけを伝え、あなたのことが大好きだからこんなに叱っているということをストレートに伝えてあげるといいと思います。そうすれば、叱ったことが子供の心に残りやすくなると思います。

しかし、親も人間です。つい子供の言動に感情的になってしまうこともあるかと思いますが、その場合は後で子供に「ついイライラしてごめんね」と謝ってあげましょう。

例えば子供が食事中にお水をこぼした時は、拭き方を教えてあげるといいと思います。

食事前にお菓子を要求する時は、「お菓子1 個だけ食べた後、ご飯全部食べてくれる?」と交渉してはどうでしょうか?

そうすることで、1 日の中で、子供と楽しく過ごせる時間が増えるのではないかと思います。

 

この記事を書いた人:八木加奈恵


ラッフルズメディカルカンボジア小児科専門医、総合診療医、タッチセラピスト。乳児検診、発達障害児診療、成人の心療内科等臨床経験多数。平日毎日出勤。2 児の母(子育て中)。
Raffles Medical Cambodia

 

@RafflesMedicalCambodia

 

<過去の記事一覧>

1:子供のストレスとどう向き合う?
2:友達付き合いの大切さ
3:不登校①
4:不登校②
5:「過保護」と「過干渉」
6:「共感の声かけ」
7:「スキンシップのすすめ」
8:「挨拶の出来る子」
9:「発達と感覚」
10:「子供の叱り方」

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