このコラムはプノンペンにあるラッフルズメディカルカンボジアの八木加奈恵先生がカンボジアで子育てを通じて様々な子供との接し方などを紹介していきます。
前回我が息子の不登校についてお話しました。今回は不登校の原因と対策についてお話します。
不登校②
子供が「学校に行きたくない」と言ったとき、どんな理由が考えられるでしょうか?
①環境の変化に対応できない
②親と長時間離れられない
③いじめ・人間関係の悩み
④勉強についていけない
⑤反抗期を迎える
⑥何となく行く意味を見いだせない
などが考えられます。
また特に理由が無い場合もあります。
年齢が低い程理由が単純な場合が多いですが、年齢が上がってくると複数の理由が絡み合っている場合も多いです。
では不登校児に対し、親はどのように対応すればいいでしょうか?
最も大事なのは子供の気持ちを優先し、学校を休ませてあげることだと思います。
最近は不登校への認識も広まっており、学校に無理に行かせることで事態を悪化させると理解されるようになってきていますが、実際に不登校児の親の立場を経験し、子供が学校に行かずに家にいるという状況に非常に強いストレスを感じました。
子供を受け入れ学校を休ませるというのは簡単なことではありませんが、最近日本では教育支援センター、フリースクール、オルタナティブスクール(シュタイナー学校など)、ホームスクーリングや高校であれば通信制、定時制など様々な選択肢があります。
時間をかけて子供に合った居場所を見つけてあげるのが親の役目かと思います。
ラッフルズメディカルカンボジア小児科専門医、総合診療医、タッチセラピスト。乳児検診、発達障害児診療、成人の心療内科等臨床経験多数。平日毎日出勤。2 児の母(子育て中)。
Raffles Medical Cambodia
<過去の記事一覧>
1:子供のストレスとどう向き合う?
2:友達付き合いの大切さ
3:不登校①
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