どうしましたか #80 ニョニュム最終号によせて
どうしましたか #80 ニョニュム最終号によせて
2023.10.25

カンボジア生活情報誌NyoNyum Magazine にて連載している医療コラム「どうしましたか」

ケン・クリニック院長の奥澤健先生が、流行病の対策、風邪やけがの処置方法から、病院での出来事、おすすめのダイエット方法までいろいろな医学トリビアを愉快に綴ります。

今回は、「ニョニュム最終号によせて」についてです。

 

ニョニュム最終号によせて

紙媒体のニョニュムは 20周年となる今号(第127号)をもって休刊し、これからはWEBメディアとして情報を発信していくらしい。ニョニュムとの思い出を語ろう。

私は2009年10月カンボジアに移住し、2010年2月クリニックを開業した。当時他にも日系のフリーペーパーマガジンはいくつかあったが、初めて記事として取り上げてもらい、広告を載せたのは、ニョニュム第47号(2010年6-7月号)である。さらに次の第48号からはコラムの執筆を依頼された。これを皮切りに他誌にも広告とコラムを載せるようになった。

それから数年の間に他誌の休刊廃刊が相次いだが、最後まで残っていたのがニョニュムである。本誌にはこの医療コラムをちょうど80回載せてもらった。湿潤療法や糖質制限(低糖質食)の紹介、熱帯地域ならではの病気やワクチンについて、新型コロナウイルスにまつわる話など、長きにわたって情報発信をさせてもらった。2020年にはクリニック開業10周年記念として、このコラムをまとめた単行本を自費出版した。

このように開業当初から今日に至るまで本当にお世話になった。それが休刊になるのはちょっと寂しい。日本でも歴史のある雑誌が休刊になっている例が多々ある。インターネットが普及し、情報はパソコンやスマホで見る時代になったのでこれもまた時流なのであろう。これまでの感謝と、これからのエールをニョニュムに送る。紙からWEBに変わっても笑顔を届ける媒体であってほしい。

(この記事は2023年10月に発行されたNyoNuym126号に掲載されたものを再掲しています。文中の情報は発行当時の情報です。)

 

コラムニスト:奥澤 健(おくざわ・けん)

医学博士
2010 年 2 月よりプノンペンにケン・クリニックを開業。1963 年生まれ。東京医大卒。キズを早くきれいに治す「湿潤療法」と医学的に正しい 「低糖質ダイエット・健康法」を指南。NyoNyum48号(2010年8月発行)より本コラム連載。

ケン・クリニックホームページ

 

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過去の記事:

48:麻疹ワクチンをうちましたか?
49:ざんねんな(?)デング熱ワクチン
50:風疹ワクチン「も」うちましたか?
51:手足口病は大人にもうつる!?
52:食あたりに気をつけて!
53:クリニック開業とインタビュー
54:狂犬病ワクチンがない!?
55:熱がないのにデング熱
56:問診不可能なカンボジア人患者(前編)
57:問診不可能なカンボジア人患者(後編)
58:開業10周年を迎えて
59:新型コロナウイルス騒動に思う
60:感染症に対するビタミンの不都合な真実。 オーソモレキュラーとは?
61:手洗い習慣の功罪
62:「with コロナ」でいきましょう♪
63:数字に惑わされるな !「ワクチンの有効率」とは?
64:「禁煙のススメ」
65:「トコジラミ」
66:「コロナワクチンをうってきた」
67:「ウイルス変異株は怖いのか?」
68:「中和抗体とは?」
69:「コロナの飲み薬、ついに市場へ !?」
70:「 オミクロン株は終わりの始まり」
71:「長引く咳「感染後咳嗽」とは?」
72:「 日本の水際対策とは何だったのか?」
73:「 今年還暦トム・クルーズの健康法とは?」
74:「いきなり、Cheat Day!」
75:「コレステロールの真実(前編)」
76:「コレステロールの真実(中編)」
77:「コレステロールの真実(後編)」
78:「COVID-19 騒動の終焉宣言」
79:「改悪?クレジットカードの海外旅行保険」
80:「ニョニュム最終号によせて」

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