カンボジアの首都プノンペンから約2時間ほど北にあるコンポンチュナン州。
この地域は「土製の陶器」の生産地として古くから知られていた。
だが、陶器は素焼きで硬度が低く割れやすいため、お土産品等にはなれずに現地の日用品として安価な値段で取引されるだけで、作り手達もなかなか収入にならないという悩みを抱えていた。
そんな時、山崎幸恵(クメールの誇りサポートプロジェクト発起人)がその話を聞きつけ、カンボジア内外に胸を張って販売できる陶器にするために日本から陶芸家を招聘し技術指導を行ない、日本財団の助成金などの協力もあり、陶器の質の改善と仕組みづくりを行なった。
カンボジアは内戦の影響もあり、現在も国内で手に入れることができる食料品はじめ、生活必需品のほとんどが輸入に頼っているのが現状。
また、地方ではこのコンポンチュナン州と同じような問題を抱えている地域が多く、このプロジェクトにはその問題を解決するための様々なアイディアが凝縮されています。
6月20日から東京・乃木坂にある書店兼ギャラリー「Books and Modern」で開催されているカンボジアモダン&クラフツ展では、そのカンボジア現地のお土産として旅行者に大人気のカンボジアで作られた手仕事の籠、クメール織物、コンポンチュナン陶器等の作品が展示・販売されています。
そして、明日は株式会社カンボジア情報サービス代表の山崎幸恵がトークイベントに出演予定。
内容はコンポンチュナン焼きを通じて得た経験をもとに国際援助とそのあり方を語る「援助、支援を超えて共生へ」を話す予定です。
■予約方法:
①こちらのメールアドレスより、お申し込み下さい。 info@booksandmodern.com
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