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11月3,4日 「コンポンチュナン陶器市2017」を開催しました!

2017年11月3、4日 カンボジアの地方都市コンポンチュナンにて、「コンポンチュナン陶器市2017」を開催しました。

今年で5回目を迎えたこの「陶器イベント」は、アンコールワット以外のカンボジアの地方の魅力、特にコンポンチュナンのことを知ってもらおうとカンボジアを訪れる旅行客や在住者を対象に行ってきました。
※<過去の活動の様子はこちら>

コンポンチュナンの職人が思いを込めて造り、現在カンボジアのお土産品として有名なこの陶器。産業がなかなかないカンボジアの地方都市の”村おこし”のきっかけに、観光の目玉として、世界中へ広めるために弊社が10年以上前から関わり、現在は日本でも販売されるようになりました。
※コンポンチュナンでのこれまでの歩みはこちら

 

今年のテーマ

今年のテーマは

『コンポンチュナンの歴史・人々の暮らしを知る、体験する

 

今回は毎年恒例の牛車さんぽや陶芸体験に加え、いくつか新しいイベントを行ないました。
  

 

前夜祭

前夜祭は、夕方からの歓迎式典の後、現地の食材とコンポンチュナン陶器を使ってのバーベキュー。地元で仕入れた肉と野菜を、参加者の皆さんがその場で思い思いの大きさにカット。串に刺して、特設BBQかまどで焼きました。手早く作業をするお父さん、お母さん、それをお手伝いする子供たちも大はしゃぎ。かまどの火加減も上々でした。
   

 

 

 

民話紙芝居

一方、今年の前夜祭メインイベントはコンポンチュナン陶器の歴史に纏わる民話紙芝居。描いたのは石子貴久さん。1990年代から2000年代前半の日本で大人気だった電波少年の企画でカンボジアを訪れて以来、カンボジアの魅力に取り憑かれ、NPO法人を立ち上げて子供たちに文具を届ける活動等を続けているほか、カンボジア全土の民話や昔話を研究し、紙芝居にして地方の子供たちに読み聞かせている。
※石子貴久さんの活動の様子はこちら→「サンダルツアーズ」
  

今回、石子さん自身は参加はできませんでしたが、プロジェクトスタッフが村のお年寄りからヒアリングして日本語に翻訳したストーリーに、石子さんに描きおろしていただき、土鍋文化に恩恵を与えた「黄金の地層の山」の民話の作品を紙芝居仕立てで上映。
語り部は、ボランティア参加してくださった飯塚はるかさん。村の守り神が貧しい村人に、自分たちが毎日見ている山にその重要な原材料となる土があるということを教え、土鍋を作るきっかけを与えてくれたというお話に、参加者のみなさん食い入るように耳を傾け、繰り広げられる紙芝居の世界にのめり込んでおられました。

大陶器市

さて、翌朝はいよいよ大陶器市です。
今年は村のおばあさん、お母さんに参加していただき、人間が切り株などの台の上に置いた土の周りをクルクルまわって陶器を作る人間ろくろのデモンストレーションを企画。日本でも見たことのないこの技法は本当に「あっぱれ」。こんなテクニックが、祖母から母へ、母から娘へ、娘から孫娘へと、女性の「手仕事」として数百年もの間受け継がれてきたのです。まさに無形の遺産。プロジェクトでは新しいものづくりだけでなく、このような伝統の継承も行っていくことを使命と感じています。
 

こちらの叩いているのは土鍋の尻叩き。土鍋作りの最後の行程です。「チュナンの女性は旦那の尻を叩くのが上手になるよ、叩きすぎると壊れちゃうの。何事も手加減が肝心ですね」という説明をすると参加者の皆さん大笑い。教え手と参加者の気持ちが一緒になった瞬間でした。
デモンストレーションのあとは参加者の皆さんにも「尻叩き」を体験していただきました。見ていると簡単そうだけど、実際にやると本当に難しい!左手に木製やセメント製の道具を持ち土鍋の中に入れ、右手で木の棒をもってその道具を当てた土の部分をポンポン叩きます。こういうものづくりの道具も、身の回りのものを加工して作られている、まさに生活の知恵の集大成がコンポンチュナンの伝統土鍋なのだということを、体感していただきました。

 

衣装体験コーナー

こちらは昔ながらの村人の衣装を試着できる体験コーナー。
女性はサロン。男性はカォチャェゥと呼ばれるパンツ。サロンは1枚の布地を腰から巻いて、くるくるっと腰のところで布を折って腰に挟み込み、はい出来上がり。最後の腰の挟み込み部分が緩いと、歩いていると脱げてしまうので危険です(笑)。結婚式の着付けの商売も手がけるプロジェクト女性メンバーがきっちり巻いてくれました。男性のカォチャェゥは、隠居した男性がお寺に通うときに履くもの。こちらも簡単にズボンの形に縫われているものですが、最後の腰の部分は女性と同様、布を織り込んで仕上げます。参加者のみなさん、思い思いに着付けをし、土鍋を持って記念撮影。にわかコンポンチュナン人を楽しんでいました。
 

この他、牛車での村さんぽ、陶芸体験など、午前中いっぱいのイベントでしたが、とても盛り沢山。黄金の地層の山の麓には、癒しのマイナスイオンと、参加者の皆さんの笑顔、笑い声が溢れていました。

今回、5回目ともあって村の人達も慣れているのか、準備も当日の動きもテキパキとしていてました。いずれは村人たちが主体となり、コンポンチュナン陶器市が地元の年中行事として根付き、開催できるようプロジェクトとして支え、徐々に引き継ぎたいと思っています。

 

おわりに

今年もたくさんのお客様が来てくださりコンポンチュナン陶器の歴史を体験するとともに存分に楽しんでいただきました。来年はさらに力を注いで行きますので今年参加された方も過去に参加された方もまた遊びに来てください!これからも温かく見守っていただけると嬉しいです。(担当スタッフ・勝元)

代表・山崎幸恵メッセージ
陶器市に参加頂いた皆様、ありがとうございました。水まつり期間中で、多くの在住者が国外にバカンスに出てしまうなか、私たちプロジェクトでは5年前からカンボジアで休暇を楽しめるイベントを、という思いから、あえてこの時期に開催してきました。こういう大型連休にこそ、普段プノンペンで仕事をしていると知ることのできないカンボジアの「日常」という「非日常」を知っていただきたいと思っているからです。
また、この水祭りの時期には日本でいう「中秋の名月」を楽しむ風習があります。そんな美しい満月の夜に、このコンポンチュナン陶器市の「前夜祭」があります。夕方から始まる前夜祭では、電気のない田舎暮らしで満月がどんなに明るく、そして星空が美しいかということを体験することができます。何もないことが、実はこんなに贅沢なのだなぁと、毎年うっとりです。

カンボジア情報サービスではカンボジアに関する様々な業務を行なっています。

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