本日、フンセン首相から今年のクメール正月期間の連休をコロナが収縮した後へ延期要請すると発表がありました。
クメール正月は毎年、都市部で暮らす人々が地方にこぞって帰るので、今年に限ってはコロナが帰省で都市部から地方へ、正月明けて地方から都市部へ広がる可能性があるとのことを危惧してのことのようです。
ただ、クメール正月自体は毎年必ずあります。大人数のパーティ等は原則禁止されていますが、各家庭ではおうちの中でお祝いをすると思われます。
今回は今年のクメール正月について紹介します。
今年のクメール正月は何時何分?
毎年、変わるカンボジアのクメール正月。ニョニュムwebでは過去に2018年のクメール正月について紹介しました。
そして、今年(2020年)のクメール正月は、新年の女神様が4月13日の夜8時48分に降りてくるという発表がありました。
カンボジアでは新年の女神様が降りてくる日時の決まりがあり、それが毎年カンボジアの宮内庁の中にある国家行事委員会で決めます。
新年の女神様が、クメールの民話から登場され、今年はカバルモハープロム神の七人娘の二番目であるコーリッテヴィーという女神が討ち取られた父の首を天の世界から人間の世界に持って降りてくるという。
コーリッテヴィー女神は黄色い刺繍の装束をまとい、豆湯とゴマを好み、右手に刀、左手には杖を持ち、虎の乗り物に乗っています。
この女神様をお迎えするにあたっては、テーブルに白い布を敷き、そこに5段と3段のバイセイ(竹などで作った飾り、二つずつ)や香水(二本)ロウソク、お線香、花がそれぞれ5種類ずつ、ミネラルウォーター(二本)、ジャスミンの飾り、バナナ(ヌォン・ナンヴァー)、ココナツの実(二個)、果物などのお供え物を飾ります。
そして、新年の幸福をいただくために、家族がそろい、清い心で仏教の教えのもとで祈願し、新年の女神様を迎えるとよいとのことです。
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