モンドルキリ州(Mondulkiri)
モンドルキリ州(Mondulkiri)
2017.06.09

カンボジア各州情報では、カンボジアにある24州と1特別市のそれぞれの名所・ホテル・お土産・料理など観光に役立つ情報をお届け!今回は州をご紹介します。

基本情報
州名 : モンドルキリ
州都 : センモノロム
面積 : 14,288km²
人口 : 88,649(2018年の国勢調査より)
アクセス : プノンペンから国道6、7 号線で東北へ 380km

モンドルキリは、古くはクラチェ州の一部だったが、1960 年代に州として区画された。
シアヌーク王の呼びかけで、牛や食料、居住地を提供することを条件に移住者が募られたという。
またこの時に、「モンドルキリ(モンドル=中心地・集まる場所、キリ=山)」と命名された。

この地域には山岳民族が住み、森林、野生動物などの自然資源が豊富。今後はエコツーリズムの拠点として開発が予定されている。プノン、クルン、チャライ、クラル、スティァン、トヌーン、クーイ、トンプーンなどの少数民族が生活する。

ダウンタウン

笑顔がすてきな少数民族の人々
名産の地酒「スラーピエン」

モンドルキリ州の中心地はサェンモノロム。人口の80%が少数民族で、農業を営んでいる。
20% のクメール族は、主に公務員や商人。町の市場では、少数民族が遠くの村から野菜や果物などを背負ってやってきて、行商をしている様子が見られる。

この地域では、少数民族の間で作られている「スラーピェン」と呼ばれる米でできた地酒が楽しめる。また、野生動物の骨や角などの手工芸品が手に入る。

第二ロモニァの滝

水辺のピクニックならここがおすすめ

町の中心部から12km のところにある行楽地で、高さ3m の滝が有名。水遊びをしたり、オゾンたっぷりの空気を吸って森林浴を楽しめる。
滝の音を聞きながら、家族や仲間たちとランチをするにも絶好の場所。

ボースラーの滝

森林浴と癒しのスポット
途中の急階段

町の中心部から38km。道路から滝までは、車やオートバイでアクセス可能。乾季でも水が枯れることはなく、 年中行楽ができる。この地域は地元の少数民族が管理をしている。
美しい自然の中でおいしいフルーツや地元の食べ物を堪能できる。最近では、乾季になるとカンボジア人や外国人観光客が月に約500 人も訪れる人気のスポットとなっている。

滝は3 段になっており、1 段目の滝は高さ8 ~ 12m。冷たくて気持ちのよい水に入って遊ぶこともできる。2 段目の滝は高さ15 ~ 20m で、103 段の急な階段を上り下りしな ければならない。3 段目の滝まではアクセス環境が整っておらず、野生動物出現の危険もあるので、たどりつくことはできない。

ドックロモム山

スロッ青年を祀る像
おっぱい山と呼ばれる稜線

町の中心部から1km に位置にあり、ふもとから頂上まで 草や木々に覆われた山。
地元ではこの山を「ヨークスロ ップロム」と呼ぶ。ヨークとはプノン族の言葉で「山」 という意味。

結婚を控え行方不明になってしまった花嫁 プロムを青年スロッが捜し歩き、この山に竹を立てたと ころ花嫁が見つかり、以来夫婦としてこの山に住み続 けたといわれる二人の名前をつけている。後に、遠くか ら見るとこの山が女性の胸のふくらみのように見えるこ とから「プノム(山)ドッ(胸)クロモム(未婚女性)」 と呼ばれるようになった。

サモットチュー

風に揺れる森

町の中心部から2km。深い森が広がるすばらしい景色を見ることができる。
樹木が波のように風に揺れ、森の彼方が水平線のように見えることから、「樹木の海(サモット(海)チュー(木))と呼ばれる。

モノロムの滝

滝は飛び込み禁止

町の中心部から3km にある高さ3 ~ 5m の滝。2006 年に観光局によって整備され、環境はすっかりよくなった。町から近いので、休みの日には地元の人々が水遊びに訪れる。
1960 年代は、滝の近くにシアヌーク王の別荘があった。

プータン村

服装は普通だが、大きなイヤリングが印象的

町の中心部から13km にある少数民族の村。地酒の仕込みの様子や古い民家を見学できる。標高の高い山の中にあるため、家は寒さをしのぐ構造になっており、実際に室内に入ってみると暖かい。
少数民族の人々はきちんとしたクメール語をしゃべり、衣類も伝統的な衣装ではなく、町の人たちと同じスタイルになっている。

少数民族の伝統的な家
お願いすれば乗せてくれる

チュレイトムの滝

水遊びのポイント

町の中心部から20km の位置にある高さ15m の滝。家族連れの行楽客が多い。。

松畑

松のプランテーション

町の中心部から5km の松のプランテーション。山 一面に大小の松が植えられ、青々とした松が風に なびく。

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