【旅育!!ノマド家族。】㉓サッカーのDNA
【旅育!!ノマド家族。】㉓サッカーのDNA
2023.03.15

現在、カンボジア国内で配布中のNyoNyum 123号から!

中村英誉さん、有紀子さん夫妻のカンボジアはじめ、海外での子育ての様子を紹介する「旅育!!ノマド家族。」もWEBサイトでも紹介!

第23回目の今回は『サッカーのDNA』です。

 

サッカーのDNA

毎週日曜日の朝 8時。息子は飛び起きて、ソルティーロのサッカー教室へ行く。ある日突然、自分からサッカーに行きたいと言い出したのだ。私は思う。「ま !?まさか !!?この子は本当に私の息子なのだろうか ?」。

というのも、私は運動音痴。小学生の頃に強制的に加入させられたサッカークラブは、嫌で嫌で仕方がなかった。嫌すぎて、泣き出した思い出だってある。妻だって、さほど運動が得意というタイプではない。それなのに、どれだけ前日の夜が遅くて睡眠時間が短かったりしても「サッカー行く!?」と、飛び起きるのだ。私的には、衝撃で仕方がない。DNA や遺伝子、生命誕生の不思議を感じざるをえない…。一体、この子は誰に似たんだろうか ?

あれから、4ヶ月。いまだに毎週欠かさず通っている。何がきっかけで息子は、サッカーに興味を持ったのだろうか?妻に聞いても、心当たりはなさそうだ。もしかしたら、アニメがきっかけだったのだろうか?息子は、いまだにリアルのサッカーの試合も見に行ったことはない。それならば !ということで、一度スタジアムにサッカーを見に行くことにした。

本田圭佑率いるカンボジア代表と、フィリピン代表が戦う三菱電機カップ。一緒に行くベビーシッターのジェニーは、フィリピン人。どちらが勝っても、なんとなく満足して帰ってこれる気がする。場所は家から40分ほどかかるまだ新しいスタジアム。今年 2023年カンボジアで開催される予定の東南アジア版オリンピック SEA GAMES のために作られて、まだ完成したばかりだ。

スタジアムに入ると真新しいピッチの緑が目に飛び込んでくる。サッカーに興味がなくたって、リアルで見るサッカーは我々をワクワクさせてくれる。試合は「さすが本田圭佑 !!」の采配で、見事にフィリピンを打ち破る見事な試合だった。カンボジア代表の未来も、息子の未来も、楽しみでならない。

(この記事は2023年2月に発行されたNyoNuym123号に掲載されたものを再掲しています。文中の情報は当時の情報です。)

 

筆者プロフィール

筆者: 中村英誉

『社会貢献×デザイン・アート』を目指す一般社団法人 Social Compass(ソーシャルコンパス)代表。カンボジアで出会った元青年海外協力隊員の妻と結婚し、息子のぼっこも誕生。「旅育ノマド家族を目指します !!」

◆ Social Compass公式WEBサイトhttps://socialcompass.jp

 

これまでの記事

父:中村英誉さんのインタビュー記事

 

①子供に優しいカンボジア社会

②初めての海外旅行!?

③変化を求め続けてきた僕にとって結婚・子供は人生最高のスパイスだった

④息子ぼっこ、YouTubeデビューを果たす!?

⑤息子はデジタルネイティブ世代!?

⑥City Bus で行く、 日帰りプチ旅行のススメ

⑦息子との再会を夢見ながら Zoom で成長を見守る日々

⑧こんな時こそ、クリエイティブに!

⑨夫婦仲の秘訣は相手の話を聞くこと

⑩旅育の成果現る!?

⑪『単なる一時帰国』が『ドキドキの大冒険』に!?

⑫子供との隔離生活で得た視点と気づき

⑬ロックダウン育!!在宅家族

⑭コロナ禍だからこその出会い

⑮子どもと旅育、大人も旅育

⑯プノンペン市内でも旅育!

⑰『ありがとう絵本』を出版する

⑱波乱の帰国大作戦

⑲心配ごとは、カンボジアより日本が好き になってしまいそうなこと。

⑳旅育の計は作戦会議にあり

㉑ゲームとグランピングで大冒険

㉒パパママ不在の1人旅…?

㉓サッカーのDNA

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