現在、カンボジア国内で配布中のNyoNyum 107号から!
中村英誉さん、有紀子さん夫妻のカンボジアはじめ、海外での子育ての様子を紹介する「旅育!!ノマド家族。」もWEBサイトでも紹介!
第7回目の今回は、コロナの影響で日本とカンボジアで息子・ぼっこちゃんと離れて暮らす心境を父・英誉さんが語ってくれました。
一日でも早くコロナ騒動が収まって家族が再会できることを祈っています。
息子との再会を夢見ながら Zoom で成長を見守る日々
「2 歳までは飛行機代が安いから 3 人で世界を回ると良いよ」という恩師からのアドバイスが、旅育の始まりだった。
そんな息子も6月30日で2 歳になる。
クメール正月や国王誕生日、この一番暑い季節は休暇ばかり。
5 月頭にはフィリピンに行く予定を入れ、ルワンダやアムステルダムにも行きたいと色々計画していた。
しかし 3 月も半ばになると、世界はそんなことを言っていられるような状態ではなくなってくる。
それどころか妻子もカンボジアに残るか、日本へ帰るかを悩み出す。
医療だけ考えれば日本の方が良いような気もするし、ワクチンがあるわけではないのでカンボジアに残って一緒にいた方が安心な気もする。
きっと夫婦二人だけならばカンボジアに残ったであろう。
しかし、もし息子だけ症状が出たら、幼い息子だけを『クメールソビエト病院』に預けなくてはならない。考えただけでも、ゾッとする。
最終的にそれは避けたいという思いで、私はプノンペンに残り、妻子は日本へ帰すことになった。
クメール正月前に帰ろうとチケットをマイルで取ったが、ANA が飛ばなくなるだとか、帰国後二週間の隔離が必要になるだとか、公共交通機関が使えなくなるだとか、日々状況が変わっていく。
チケットを何度も取り直し(マイル購入で大正解だった !)カンボジアが入国規制をかける前ギリギリに滑り込んで帰国した。
そこからは毎日息子とオンライン。
本当に便利な時代。Zoom 越しで日々の成長を見守ることができる。
とはいえ、どうにか 2 歳になるまでに息子と直接、触れ合いたいものだ。
筆者プロフィール
筆者: 中村英誉
『社会貢献×デザイン・アート』を目指す一般社団法人 Social Compass(ソーシャ
ルコンパス)代表。カンボジアで出会った元青年海外協力隊員の妻と結婚し、息子
のぼっこも誕生。「旅育ノマド家族を目指します !!」
◆ Social Compass公式WEBサイト:https://socialcompass.jp
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