現在カンボジア国内で配布中のカンボジア生活情報誌NyoNyum116号の特集では「カンボジアの休日を楽しもう!現地の人に聞く、新・リゾート徹底研究」について紹介しましたがそのWeb版も公開します。
「カンボジアの休日を楽しもう!現地の人に聞く、新・リゾート徹底研究」
新型コロナ感染症の影響で、長きにわたり行動を制限されていたカンボジア。
11月に入ってようやくさまざまな制限が解除され、喜びに沸く人々の姿があります。
「移動ができるようになったらどんなところに行きたい?」とニョニュムスタッフに聞くと、今まで知らなかったいろんな「行楽地」があるよという声が。
実は、コロナ禍でも週末や連休を使って感染対策に配慮しながら、みんなアウトドアを楽しんでいたようです! いったいどんな楽しみ方があるの?
現地の人の「コロナ禍の休暇の楽しみ方」を覗いてみましょう!
前の記事:
体力づくり、エクササイズにいかが?サイクリングコース& 新リゾートの「アレヤクサット」
ニョニュムスタッフ1年目のチョンです!
コロナで生活に制限があったり、毎日仕事に一生懸命取り組んでいると、やっぱりストレスも溜まってきます。もともとスポーツが好きなので、何か身体を動かすことをしたい!
フットサル場やジムが休業する中、人と接することなく体を動かせると最近始めたのがサイクリング。自転車で走っていると、自分と同じようにサイクリングを楽しむ人をよく見かけることがすごく多い。
そこで、今回はプノンペンの若者や会社員の間で人気が高まっているサイクリングで、プノンペン郊外の人気スポットに出かけてみました!
アレヤクサット島でサイクリングを楽しもう!
ダイヤモンドアイランドからフェリーに乗ってメコン川を渡ること15分。プノンペン東の新興開発地「アレヤクサット島」には、週末になると多くのサイクリング愛好家が集まってくる。今回は、午前5 時半にフェリー乗り場に仲間と集合し、目的地へと向かってみた。
乗船券を買って10分ほど待つと、昔ながらのフェリーが到着。自転車を押してフェリーに乗り込み、朝焼けに照らされる都会の景色が遠くになるにしたがい、だんだん気分が高まってくるのがわかる。対岸のフェリー乗り場に到着し同乗者がどんどん降りていく中、僕たちも早速支度を始め、3kmほど先にある最初の目的地へと向かった。
フェリー乗り場からしばらくは地元の人の住宅や商店が道路わきに並ぶ。プノンペン都内とは違い、風景が違うだけで空気が新鮮に感じられた。同じようにヘルメットをかぶって自転車に乗る人たちと一緒におよそ7分でその場所に到着。
その目的とは「朝食」!
小屋のような食堂スペースが立ち並ぶこの場所の名は「プテァチョムカー」。周りに木々が生い茂り大きな湖がある。サイクリング客の需要が多いのか、敷地内にはきちんとした駐輪場がある。僕たちも自転車を止めて、景色を見ながら朝食を注文した。
注文したのはクイティウとコーヒー。平日は、屋台で朝食を買って始業前のオフィスで口にほおばる生活をしているが、こんな風に自然の中で食べる朝食は本当に格別!食堂のオーナーも気さくな人で、客に笑顔で接客している。
プノンペンから30分ほどしか離れていないのに田舎の雰囲気が味わえるのも、地方出身の僕たちにとっては何とも言えない味わいだった。この食堂はコロナ禍での閉鎖を経て、半年ほど前に再開したという。
朝6 時から夜9時まで、朝食はクイティウなどの軽食、昼食は各種メニューからオーダーでき、夜は焼肉、パパイヤサラダ、西洋料理なども用意している。
Vicious Cycle Bike Shop (Tel: 089 99 79 39, 015 99 79 39)
サイクリング用の自転車を持たない人のために、アレヤクサットフェリー場を降りたところに自転車レ
ンタル屋さんがある。身分が証明できるもの(パスポート、ID カードなど)を預けたら、一日8ドルでサイクリング用の自転車とヘルメットが借りられる。手続きは非常に簡単!
ジェット・ガーデンパークをご存じですか!?
スカイランドという名で知られる新興開発地域は、メコン川の中州アレヤクサット島の北側にある。その中に「ジェット・ガーデンパーク」という行楽地があると聞き、自転車を走らせ行ってみた。
プテァチョムカーでの朝食を終えて30分ほど北へ向かい、東に折れるとスカイランド新興開発地域に入る。そこからさらに東へ20分行くと雨季で水位が上がったメコン川のための広大な遊水地が目に入る。
その風景を横目に自転車で風を切りながらさらに進むと、新築の集合住宅や建設途中の建物が見えてくる。さらに15分ほどでジェット・ガーデンパークに到着した。
週末ということもあり、子供連れの家族や若者のグループが多く遊びに来ていた。僕たちもその中に加わり公園を散策してみた。いろんな動物の像や古い車などが点々と展示してあるほか、湖のほとりに竹でできた憩いの場所があり、お弁当を広げたり、注文した食事を楽しむ人の姿があった。
言い過ぎかもしれないが、クメール版ユニバーサルスタジオと言ってもいいほど、僕たちにとっては新鮮で、プノンペンの郊外でこんな風に遊べる場所があることが驚きだった。
子供たちは親と貸四輪自転車に乗ったり、浮き輪をつけて水に飛び込んだり、思い思いの楽しみ方をしている。将来結婚して子供ができたら絶対にここに連れてこよう!そんな風に思える光景だった。
夕方まで自転車に乗ったり、散策をしたりして思いっきり楽しみ、再び元来た道をたどってフェリー乗り場へ。
朝とは逆に、夕焼けの中フェリーに乗り込み、前を見るとそこはまた感動の景色。大都会・プノンペンの夜景だ。マンハッタンまではいかないが、高層ビルがどんどん大きく見えてくる。僕たちにとっては再び日常に戻る瞬間。
でも、こんな楽しい週末を過ごしたのだから、今日の思い出を読者のみなさんに紹介できるよう明日からまた頑張ろう、と思いながら家路についた。
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