先日、NyoNyumオリジナル短編ドラマ「笑顔を忘れた男~カンボジアで見つけた大切なもの~ 」を紹介しました。
ストーリーは、日本でのサラリーマン生活で疲弊していた青年がふとしたことからカンボジアにやってきて、現地の人々と接していくうちに自分の人生にとって本当に大切なものを見つけるという全4話の短編ドラマとなっています。
後日談
以前からスタッフ間で「NyoNyumでも動画番組を作りたい!」という話をしていました。
じゃあ、実際に作るならどんな動画が日本人に響くのか?
どうせならもっと多くの日本人の方々にカンボジアの魅力を知ってもらいたい!
でも、そもそもカンボジアの魅力ってなんだろう?
このドラマ制作は僕たちがカンボジアで暮らす上での根本であるそんな問いを探すところから始まりました。
コロナの影響で今は日本とカンボジアの行き来が難しいですが、ここ数年カンボジアには年間約20万人前後の日本人が訪れています。
最初のきっかけは世界遺産アンコールワットだった人が多いとは思いますが、カンボジアの不思議な魅力に取りつかれてしまい、その後何度もカンボジアを再訪するリピーターが多いのです。
周辺国に比べて特に観光名所も少ないのにも関わらず、どうして何度も来る人が絶えないのでしょうか?
その答えは
“日本にはなくて、カンボジアにあるもの”
というひとつの結論に至りました。
私たち日本人は第二次世界大戦後、1960年代の高度経済成長期や90年代のバブルの崩壊を経て、2000年代に入ると急速な情報化社会の発達により、都市部を中心に核家族が増え、ご近所付き合いはおろか、親戚との交流も減るなど周囲にいる人との距離がどんどん離れていっています。
数年前に日本国内で流行った映画「Always 三丁目の夕日」のような助け合いの精神が信条だった日本人はどこへいったのでしょうか?
一方で、カンボジアはというと首都プノンペンでは一人暮らしする若者が増えたものの、いまだに家族や親戚の付き合いや強く、子育てを親戚が引き受けたり、カフェや飲食店でお客さんの子供をあやす店員さんの姿を見かけます。
このような私たち日本人が忘れかけていた人間本来の幸せはカンボジアにあり、それを感じるために、何度も訪れたり、移住する人が多いのです。(カンボジアは世界で日本人が在住する国の中でも最も増加率が高い国のひとつ)
この動画を世の中に発信する際にあらためて見返してみると、なぜカンボジアに来たのか、どうしてカンボジアなのか?と本来の気持ちを思い返し、見つめなおすきっかけになりました。
今回撮影に関わっていただきました、カメラマンの古庄一将さんはじめ、出演者の皆様、本当にありがとうございました!
NyoNyumはこれからも両国の懸け橋となるべく、様々な事を発信、共有していきたいと思いますのでよろしくお願いします。
<カンボジアの良さを感じることができる記事一覧>
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【カンボジア人のお仕事紹介】つないでいきたい“おふくろの味”
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【NyoNyumインターン日記⑮】私がカンボジアを好きな理由
2018年にインターンしていた伊藤陽子さんが自身の体験をもとにカンボジアの良さを紹介してくれています。
【番外編】
第3話での映像で出てきたココナッツ売りは、NyoNyum103号内のカンボジア人のお仕事紹介する「カーロッシー」で紹介したキァさんの記事。
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