ラタナキリ州(Ratanakiri)
ラタナキリ州(Ratanakiri)
2017.06.09

カンボジア各州情報では、カンボジアにある24州と1特別市のそれぞれの名所・ホテル・お土産・料理など観光に役立つ情報をお届け!今回はラタナキリ州をご紹介します。

基本情報
州名 : ラタナキリ
州都 : バンルン
面積 : 10,782km²
人口 : 204,027(2018年の国勢調査より)
アクセス : プノンペンから588km

カンボジアの東北部に位置するラタナキリは、以前はストゥントレン州の一部の郡だったが、1950年に州となった。
ラタナ=宝石、キリ=山という意味のこの地域には、金や貴石、山、森、川、湖などの自然資源が広がり、エコツーリズム分野で注目されている。

少数民族の生活

プラゥ族の家

人口の75%はもとからこの地域に住む少数民族で、おもにトンプーン、チュライ、クルン、プラゥ、カヴェット、カチョック、プノン、ルンの8部族が生活している。
残りの25%は外部から移り住んできたクメール人。少数民族の彼らは、昔ながらの生活様式を維持しながら、森の中で小さな村単位で農作や狩猟を中心とした生活をしている。

カティェンの滝

冷たいカティエンの滝

バンロンの街から南西へ9kmのところにある滝。この滝のある村へ向かう途中、観光客は象に乗ることができる。森の中に高さ12mの滝が見えてきたら、木で造られた階段を上って到着する。滝の勢いが激しく、常に水しぶきが木の階段まで飛んでくるので、歩くときには滑らないよう要注意。

エイセイパタマッ山

山頂の涅槃姿の仏陀像

エイセイパタマッ寺院州の中心部「バンロン」から西へ2.5kmのところにある山の観光地。
1962年につくられた涅槃姿の仏陀像が安置されており、地元住民の祈りの地となっている。山頂からはバンロンの町や自然が一面に見渡せ、新鮮な空気が漂い、リフレッシュには最適の場所。

チャウンの滝

高さ 30m の滝の 1 段目
滝の 2 段目
バンロンから西へ9kmのところに位置する滝。30mの高さから流れる滝は2段に分かれている。滝のそばには大きな洞穴があり、観光客はここから滝や山の景観を眺めることができる。現在はクルン族がこの地域を管理している。

結婚適齢期の女性、男性の家

結婚適齢期の男性の小屋

チャウンの滝へ行く道の途中では、結婚適齢期の女性、男性の小屋を見ることができる。
少数民族の伝統では、15~16歳になった娘には両親が小屋を造ってやり、両親と離れて生活させる。
一方息子がいる家でも、15~16歳で両親と離れて生活させる。娘と違うのは、息子の家は背高のっぽの家となること。親元から遠い村へ本人が赴き、背の高い木のそばに自分の家を造る。日中は畑仕事や狩猟に出かけ、夕方この家に帰ってきてからは、村の番人として高いところから周囲を見張る役となる。

ヤッラォム池

観光客が水浴びを楽しむ

バンロンの街から東南へ5kmのところに位置する、4000年前の火山の爆発でできた池。円形の池は半径800m、深さ50m。海水のような色をした冷たい水が特徴。
池のほとりには2ヵ所に入江があり、観光客が池を眺めたり水遊びをしたり、家族や仲間と食事をしたりする場所となっている。
池の周りには2.6kmにわたって道路があり、道路際の木々は心地よい陰をつくってくれる。この地域の管理者はトンプーン族が行っている。彼らはこの池には精霊の力が宿っていると信じており、昔から信仰の場としている。

文化センター

少数民族が儀式で使う楽器

ヤッラォム池から200mのところに、木造の文化センターがある。少数民族の伝統風習や生活道具が展示されている。

オウーシンラェの滝

勢いよく流れる滝の水

バンロンの街から30kmのところにある滝。州の自然保護指定地域にある深い森の奥の滝で、2~4mの7段の滝は一年中水が絶えない。

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