(日本語) 【不動産コラム】 第9回 「ハウスキーパーやベビーシッターの外注」
(日本語) 【不動産コラム】 第9回 「ハウスキーパーやベビーシッターの外注」
2021.02.20

こんにちは、アンナアドバイザーズ代表の荒木杏奈です。

今回は、ハウスキーパーやベビーシッターの外注についてご説明致します。

他には、家事代行・ナニーと呼ぶこともあります。

 

「ハウスキーパーやベビーシッターの外注」

東南アジアでは、ハウスキーパーやベビーシッターに家事や子供の面倒を見てもらう環境が当たり前のようにあります。

サービスアパートメントやコンドミニアムには、週に何回か建物もしくは各お部屋のサービスとして、あらかじめ清掃やベッドメイキングが設定されていることが比較的多い環境です。

しかし、日本国内では、まだまだこれらのサービスは浸透しておらず、こんな考えの方が多いようです。

・他人が家に入るのが嫌、心配

・贅沢なサービス

では、具体的に海外では、どんな環境でしょうか。

例えばアメリカは、就労支援策として、家事代行サービスを利用すると税額控除を受けられる制度が設けられています。

また香港やシンガポールは、「家政婦大国」と呼ばれるくらい、ハウスキーパーやベビーシッターの多い国です。

共働きが一般的なので、家事代行を依頼することが当然であるためで、その他の東南アジア諸国およびカンボジアも同様です。

この記事を読んでいる方で、海外にお住まいの方は、“当たり前”のお話に聞こえるかもしれません。

では、どんなことを頼むことができるのか、また依頼する際に気をつける点について記載いたします。

 

ハウスキーパーやベビーシッターに頼めること

・部屋の掃除(掃除機をかけたり、整理整頓だけではなく、お風呂やトイレ、水垢や油汚れのあるキッチン、バルコニーなどもピカピカにしてくれます。)

・ベッドメイク

・洗濯

・アイロン

・料理

・スーパーへの買い物

・子供の世話(安全のため見守ったり、遊ぶだけではなく、お風呂や食事の世話、保育園に送り迎えに行ってもらうことなど)

 

気をつける点

基本的には、時給で時間内にできる事をやってもらうか、月単位でまとめて、もしくは住み込みなどの形態があります。

先進国であれば、大手の専門サービス会社や、マッチングサイトから依頼することが出来ますが、新興国であれば、対個人でお願いするケースが珍しくありません。

 

どんなトラブルがあるでしょうか。

・貴重品の盗難

・家具破損

・ベビーシッターの資格・経験がない

大手であれば、これらは保険がついていたり、資格があったりと安心できますが、その分料金も高くなります。

これらを防ぐためには、依頼する側も気をつける必要があり、特に対個人に依頼する場合は、書面なく依頼することもありますので、ある程度は許容範囲として自分の中で整理しておくほうが良いでしょう。

人間ですので、掃除をしていて食器を割ってしまう、何かを壊してしまう事は誰でも起こり得ます。

私は、新興国でも日本でもハウスキーパーやベビーシッターを長年依頼しておりますが、大きなトラブルは一度もありません。

しかし、これらが起こりうる可能性があると頭には常に入れて、依頼をしています。

 

どんな人が利用するべきか

共働きのご夫婦やカップル、多忙な単身者にはご利用をお勧めいたします。

共働きでよくあるケースとして、家事が特別好きではないけれど、家事がきちんと出来ていないのは嫌!だから、家事負担はできるだけ最小限におさえつつ、でも家の状況は綺麗に保ちたい。

一方で、パートナーと家事の分担が上手くいかず、片方に負担が多く、限界値が異なり、気になる点も違う。

そして、自分ばかり家事をやって負担が多い!という喧嘩でストレスがマックス!

こんな方には、ぜひ試して頂きたいです。

家事は自分がやらなくてはならない、という見えない縛りやプライドにしばられてはいませんか。

ストレスコントロールや時間管理として、家事の外注というのも一つの手です。

ハウスキーパーやベビーシッターを使って、空いた時間をご自身の趣味や運動、休息に充てる。

またオススメとしては、自己投資として将来の為になる勉強の時間にする。本を読む。私の場合は働く時間を増やす。

これが出来ることによって、効率よくストレスを減らして生活をする事が出来、人生の幸福度が上がります。

笑顔が増えると、周囲の人々や家族にも良い影響があるでしょう。

 

まとめ

残念ながら、ハウスキーパーやベビーシッターを雇うのは、他国と比べて、日本ではまだまだ浸透しておりません。

共働きやシングルの方で、子持ちの方が家事を徹底的に出来るのは素晴らしいことですが、外注として、家事や育児のお手伝いを少しでもお願いできる人がいたら、体力的にも精神的にも救われる事があります。

不在中の家の様子が気になる方は、カメラを設置することもできますし、ぜひ家事代行の外注を検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

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アンナアドバイザーズ株式会社 代表取締役 荒木杏奈さん

1984年生まれ、東京都出身。日本で働いていたときに東南アジアの投資環境を調査。その後、一念発起して2012年にカンボジアへ移住し金融機関に勤務。2013年に独立し、不動産会社を設立。2019年には一般社団法人「RE AGENT」の代表理事に就任。今年1月女の子が誕生し、2児の母となった。
SNSでカンボジア不動産情報発信中!→ 会社HP, Blog, Twitter, Facebook(EN), Facebook(JP), Instagram(annaadvisors_cambodia), Instagram(Anna Araki)


 

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