遺跡観光の街・シェムリアップから街角案内やホットな話題をお届け! 今回紹介するのはアンコールトムの西、遺跡を囲む森の中に昨年オープンした日本人経営のリゾート「THE BEIGE」。ラグジュアリーで素敵なテントリゾート・ステイを楽しもう!
19世紀後半にアンコール遺跡やジャングル踏査を試みた西欧人探検家たちは、象や牛車でキャラバンを組み、壮大な荷物群とともに移動することも多かったに違いない。可能な限りの西洋的な「生活」を移動させていく、といったイメージだろうか。シェムリァップ郊外に昨年オープンした高級ホテル「THE BEIGE」(ザ・ベージュ)は、そんな往時のワンシーンを再現するというコンセプトから生まれた。大自然の中で「ラグジュアリーなテント」にステイするそのユニークな体験は、有名旅行サイト等で好感度抜群の世界的な人気ホテルとなっている。
THE BEIGEは、西バライ北方(市街地より約20キロ)にある日本人経営のホテルで、2017年10月に開業。約10ヘクター ルという広大な敷地に、テントスタイルの客室8棟(今年12月に10棟となる予定)とその他の施設が点在する。ホテル名はテントの色であるベージュ色に由来し、雨季の緑と乾季の茶色の双方にマッチする色として選ばれた。強靭なテント生地は、ヨットに使われる帆布に似たオーガニック素材の布を使用している。4タイプあるゲストルームはエアコン完備。室内設備はハイエンドホテルらしい充実ぶり(ただしTVなし/Wi-Fiあり)で、清潔感のある部屋で快適なステイが楽しめる。
備品は「アンティーク+探検旅行」的イメージで統一され、そこにいるだけで何だかワクワクしそうだ。 ユニークな客室に負けず劣らず印象的なのが、地上5メートルに造られたインフィニティープール(エッジが切り取られたようなデザインのプール)。樹上に突如現れた「長方形の泉」といった趣で、視界360度のジャングルを見下ろしながら泳ぐとい う、何とも稀有な体験ができる。水面越しに緑の地平線に沈むサンセットは、息を飲むほどに美しい。
スパやレストランも充実し、農園からは新鮮な食材が提供される。ホテル所有の象(!)を間近で見られるのもサプライズ。さらにヨガ、ピクニック、牛カート、村ツアー、工芸ワークショッ プ、ジープ乗車など各種アクティビティも豊富。既存のもの以外でも「ゲストの願いは全力で叶える」がモットーで、ビジネス視察や村人との交流パーティなど多くの要望に応えてきたという。アンコール遺跡も近く遺跡見学も便利だ(ただし入場券売り場でのチケット購入が必要)。日本人マネージャーも常駐している。
The BEIGE
▼Address:Svay Chek Road, Svay Chek Commune
▼Tel:099-297-298, 078-686-012(日本語)
▼Mail:info@the-beige.com
▼Website:THE BEIGE Luxury Tent Resort-in Siem Reap, Cambodia
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