カンボジア生活情報誌「NyoNyum120号」発行のお知らせ!
カンボジア生活情報誌「NyoNyum120号」発行のお知らせ!
2022.08.17

カンボジア生活情報誌「NyoNyum(ニョニュム)」120号を発行しました!

今回の特集は、「より住みやすい街を目指してーシェムリアップの今を歩こう!ー」です!

 

「より住みやすい街を目指してーシェムリアップの今を歩こう!ー

シェムリアップ州は世界遺産アンコールワットを有し、カンボジアで最も観光が盛んな地域。しかしこの2年来、新型コロナの影響で観光業が大打撃を受け、まるでゴーストタウンのようになってしまった市内の様子が、日々SNS等で伝えられていました。

そんなシェムリアップは、コロナ前の2018年にプノンペン、バッタンバンとともに、日本政府が支援するASEANスマートシティ・ネットワークのパイロット都市として採択されました。また、シェムリァップ州政府は2020年11月30日より市内38本の道路整備事業を開始し、コロナ禍で町全体が静まり返っている中での工事に人々は驚きを見せましたが、13カ月ですべての工事が終了し、街は美しく生まれ変わりました。

そして今、コロナ禍を抜け出しニューノーマルの生活を目指すカンボジアには、少しずつ観光客やビジネス客が戻り始めています。待ち望んでいた観光産業の再稼働に期待が膨らむシェムリアップも、この38本の道路整備を皮切りに信号設備、街灯、歩道等の整備が進み、スマート化に向けて大きく踏み出そうとしているように思われます。

シェムリアップが目指すスマートシティとはどういう姿なのでしょうか。そして現地の人や事業者たちは、この新たな発展への取り組みをどのように感じ、何をしようとしているのでしょう?

 

編集雑記

新型コロナが蔓延する中、2020年11月30日からシェムリァップ市内の38本の道路整備工事が開始されました。道路が掘り起こされ、道路拡張のために一部の地域住民の敷地が削られたりと、市民を驚かせることがありましたが、その大胆な決断に何があったのでしょうか。実は、この整備工事はコロナとは関係なく、シェムリァップがASEANのスマートシティ・ネットワークの一員としてもともと計画していた工事でした。偶然にもコロナの蔓延で市内各地で店舗休業が相次ぐ中の出来事だっただけに、なぜ今こんな工事が行われているの?と思った日本の方も多かったのではないでしょうか。

どんな背景があったにせよ、インフラ整備が完成し、市内のイメージが大きく変わったシェムリァップ。一方でスマートシティに関しては、計画への市民の認知度が低いことがわかりました。始まったばかりのスマートシティ構想であるため、まだ一部の関係者だけが知っていて、市民には浸透していないのかもしれません。

今回の取材では、38本の道路整備による街の変化や、スマートシティの認知度を実感するとともに、市内の新しいビジネスの近況を聞き歩きました。多くの経営者がビジネスでイノベーションをしているのが印象的でした。若いカンボジア人経営陣が運営するカフェ、カンボジア人マネージャーを起用して営業展開を強化しようと奮起する企業、そしてコロナ禍をどうにか乗り越え頑張っている人々とも話ができました。

新型コロナの感染が落ち着き、スマートシティ開発がスタートして未来に向かうこの時期に、これからの街に対してさまざまな思いを抱く市民、いつか戻ってくる観光客のために経営戦略を練っている店の経営者、スマートシティ計画に関わる日本の関係者など、皆の思いを描く特集としました。(ノップ・ヴィサール)

 

その他のラインナップ

▼  コラム

・「今年還暦トム・クルーズの健康法とは?」/奥澤健(医療コラム:どうしましたか)

・「そしてまた日本に行って戻って、行って戻ってきた!」/山崎幸恵(ボンユキ/エッセイ)

・「政治はまつりごと、選挙は祭りなり」/小出陽子(シェムリアップMoi Moi ライフ)

・「統計に見るコロナ禍からのアンコール観光回復度」/ 三輪 悟(アンコール見聞録)

・「第11 回ASEAN Para Games(インドネシア)へ!」 / 米山 遥香(Para Sports in Cambodia)

・「旅育の計は作戦会議にあり」 /青木有紀子(旅育!! ノマド家族。)

・「子どもたちの栄養改善に取り組む学びの旅」 / オークンツアー(マオマオ・カンボジア)

・「続・ゲームやYouTubeとの付き合い方」(カンボジアで Happy 子育て !:八木加奈恵)

 

▼ 生活情報/お知らせ/その他

・NyoNyum Times
・みんなの掲示板
・うらない 8月&9月
・月間ドムライ
・緊急連絡先一覧

 

今回もコロナウィルスの影響もあり、全ページ webサイト上でオンラインで公開します。

【PDF版はこちら】

プノンペンでの誌面の配布は、今週より配布予定です。

 

 

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