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僧侶が設立。若者への職業訓練を行うコンポンチャムのNGO

カンボジア国内で配布しているフリーマガジンNyoNyumで連載中のハラハタミオさんがカンボジア人社会起業家の活動を紹介するコラム「ソーシャルマッチ for SDGs」をNyoNyum WEBでも公開!

第6回目では、NyoNyum106号で掲載した、元々僧侶が設立し、若者への職業訓練を行うコンポンチャムのNGOを紹介します。

 

ソーシャルマッチ for SDGs とは

これまで「# value!」という名で現地社会起業家とつながれるサービスを提供していました。

そして2020年より、私たちが生きる社会を前進させるマッチング、ソーシャル・アントレプレナー(社会起業家)とのマッチングという思いを込めて「ソーシャルマッチ for SDGs」に変更。

カンボジア人社会起業家とつながることができるマッチングサービスを展開しています。

社会起業家が取り組む事業は、医療、福祉、環境、食品、モノづくり、インフラ、交通、教育、芸術など多岐にわたります。

社会起業家との情報交換や、協業・研修・視察などご興味がある方、お気軽にソーシャルマッチまでお問い合わせください!

ソーシャルマッチ for SDGs ホームページ

「僧侶が設立。若者への職業訓練を行うコンポンチャムのNGO」

代表のバンドンさん。運営するリゾートにて

カンボジアの2 大都市であるプノンペンとシェムリアップの中間に位置するコンポンチャム州に、これまで300 人の卒業生を輩出している職業訓練学校がある。

この学校を立ち上げたNGO代表のバンドンさんは、学校運営のほかにレストランやリゾートの経営にも携わり、若者の雇用機会を創出している。

NGOを設立した代表のバンドンさんは僧侶出身。14 歳の時に村で同年代の若者がアルコールやドラッグ依存で苦しんでいる光景を見て、「僧侶だからと地域の人々からご飯をいただき助けてもらっているのに、自分はみんなのために何もお返しできていない。ただ食べて寝ているだけの自分に不甲斐なさを感じた」と設立経緯を振り返る。

僧侶として地域の人々から受けた恩を還元したい、若者を救いたいという思いから、たった1 人で10 人の子供に勉
強を教えることから活動を始めた。

現在は6 歳から25 歳の子供や若者たちに、英語やパソコンの授業、接客業やバイク修理、美容などの職業訓練まで幅広い教育機会を提供している。

コンポンチャムの若者への縫製の職業訓練の様子

職業訓練後、働き先がない現状を変えようと、レストランとリゾートも運営して職業訓練学校の卒業生を積極的に雇用している。バンドンさんは「もっと事業を拡大して多くの若者に教育機会・雇用機会を提供したい。リゾートの増床もして客室を増やしたいし、カンボジア初のBamboo School(竹でできた学校)も作りたい」と語る。

 

これまでの記事はこちら!

第1回目:障がい者の自立生活センター「PPCIL」を設立したサミスさん

第2回目:村の貧困問題の解決と女性のサポートをしているチョムナップさん

第3回目:カンボジアの僻地に安全な水を届けることに命を注ぐ、ウィベンチャー社

第4回目:カンボジア在宅看護・介護ビジネスのパイオニア、フィルムさん

第5回目:親と子の2軸で持続的な教育支援を行うレイモンドさん

NyoNyum106号について

この記事を書いた人:ハラハタミオ

1992 年生まれ、愛媛出身。
大学卒業後
アリババ株 式会社を経て、2016 年プノンペンにある人材紹介会社 CDL に入社。同オフィス内に本を自由に共有できるプノンペンブックポスト(通称 PPBP)の設置、コミュニケーションが生まれる T シャツ「カンボジア T2.0」販売。カンボジア人社会起業家を応援するプラットフォーム「ソーシャルマッチ for SDGs」の運営などさまざまな活動を行っている。2020年1月より法人化し、ソーシャルマッチ for SDGsのCEOに就任。

●個人ブログ:ハラハタミオ@カンボジア
●Twitter:@harahatamio
●Instagram:@cambodiat_2.0
●ソーシャルマッチ for SDGs: hash-value.com