既製服もオーダーメイドもおまかせ。4階建て「ファッション」市場
1994年にできたオリンピックマーケットは、カンボジアの洋服事情を知るうえで欠かせない場所。4階建ての建物内に4,500以上の店舗がひしめき合い、そのほとんどが衣料品店で、カンボジア中から仕入れ業者がやってきて大量に買い込んでいる姿をよく目にします。
また、カンボジアの市場では珍しいエスカレーターがあるのも特徴です。
売られている既製服は圧倒的に女性用が多数。2、3階には生地屋、装飾品屋、仕立て屋が数多くあり、結婚式などに着ていくドレスを作りに来たカンボジア人女性たちで賑わっています。
また、数は少ないが男性用のシャツなどを仕立ててもらえる店も。生地や装飾品を選んで自分だけの服をその場でオーダーメイドすることができるのも、魅力の一つです。
市場1階の286通り側には干物屋や屋台が並び、市場で働く人などが食事をしています。そのほか、電化製品や台所用品などの日用品をはじめ、化粧品、お菓子やおもちゃ、ベビー用品などが売られており、少しだけ男性物の服も。
2、3階は主に女性物の服やドレスが中心で、仕立て屋もあります。また、4階は衣料品店が少しあるのみでほぼシャッター街。
オリンピックマーケットで働く人々
ドレス仕立て店/ソッペアさん(36歳)
「いろんなタイプのドレスを作ることができるわよ。値段は1番安くて35ドル、ものがいいやつだと100ドル以上になるわね」
ワンピース店/チャイニャインさん(37ドル)
「うちで扱っているワンピースはすべて7ドルよ。なかでも花柄が人気ね」
ドレス生地店/ニーマットさん(25歳)
「1番高い生地は花柄の刺繍のものが1メートル200ドルから300ドル。逆に1番安いのは日本製の生地で1メートル2ドルよ」
オリンピックマーケット基本情報
開業:1994年
営業時間:8:00-17:00/Every day(※市場の扉が開く時間。それぞれの店舗によって営業時間は異なる)・利用客は現地の人が中心
・女性服を中心に衣料品が多い
・シャツからドレスまでオーダーメイドの服作りが可能
・地方から買い付けに来ている業者が多い
市場内マップ
オリンピックマーケットの位置
(2017年4月発行 NyoNyum88号より)
▽そのほかのマーケット情報
・【地図付】お土産を買いたいならここ! 観光客の定番ロシアンマーケット
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