(日本語) Youは何しにトークンハウスへ?⑦支援者ではなく生活者としてカンボジアのリアルを知る。
(日本語) Youは何しにトークンハウスへ?⑦支援者ではなく生活者としてカンボジアのリアルを知る。
2020.06.25

プロブロガーのゴーゴーケンゴさんが、カンボジアの首都プノンペンで自身の運営するシェアハウス「トークンハウス」の魅力的な仲間たちを紹介するコラム「Youは何しにトークンハウスへ?」。

カンボジア各地で配布されているカンボジア生活情報誌NyoNyumに連載しているこのコラムをNyoNyum WEBでも公開します。

今回のYou:田中 達也さん(通称・くまもん)

東京都出身。
國學院大學文学部哲学科卒業後、2017 年 秋からカンボジアに移住。現在、教育系ベンチャー企業勤務の傍、グローバル・ジャスティスを専門とした研究も行う。

 

皆さん、こんにちは!ゴーゴーケンゴです。

今回はいつもと形を変えてインタビュー形式でメンバーを紹介します。

紹介するメンバーは現地ベンチャー企業で働きながらグローバル・ジャスティスを専門とした研究を行っている田中 達也さん(通称・くまもん)です。

 

Q. 今カンボジアでなにしてる ?

日本語をカンボジアの人向けに教えています。

自己(母語)は主体でしか存在できないので、客体(外国語として日本語を勉強している人)からの視点が面白いなと思います。

また、趣味でカンボジア研究をしています。専門はグローバル・ジャスティス。

最近興味があるのは、カンボジアにおけるジェンダーとセクシュアリティです。

 

Q. カンボジアにきたキッカケは ?

学生のころからカンボジアに来ていましたが、それはすべて「支援者」(つまり「よそ者」でしかない)としてだけでした。

より現地に近いところでカンボジアを知れる「生活者」として、深いところも見ることのできるまなざしが欲しいと思ってカンボジアに来ました。

 

Q. 住んでみて変化したことは ?

一番変化したことは、「物乞い」の人たちにもお金をあげるようになったこと。

「支援慣れが生まれるから」と言って、渡さない方がいいと言われていたので、今までは渡しませんでした。

ただ、生活者として生きていく中で、「物乞い」と言われている存在も人なんだという当たり前のことを感じました。

人と人との関わり合いに明確な答えはなくていいと思ったんです。

また、存在を無視することは彼らの存在そのものを排除することになるため、持ち合わせがないときでも決して無視はしないようにしています。

 

Q. コロナの影響はどんな風に感じてる ?

カンボジアの主産業は、観光、紡績、不動産。

観光業は観光客激減で壊滅的状況、紡績業も EU 制裁とコロナのダブルパンチで下火が予想され、不動産投資も鈍っている。

カンボジアの経済が完全に回復するのにはしばらく時間がかかりそうですね。

ただ、それでも経済優先の政策を政権が取っているため、ほかの国に比べればまだましかも。

 

Q. 最後にひとこと

カンボジアは Kingdom of Wonder(不思議の国)とも呼ばれている通り、知れば知るほどこの国の奥深さに気付かされます。

それだけでなく、カンボジアの懐深さや人のあったかさに救われてきました。

きっとカンボジアは、Kingdom of Woderful でもあるのだと思っています。

 

トークンハウスでは、今後もくまもんの活動を応援していきたいと思います。

 

 

執筆者紹介: ゴーゴーケンゴ

"プロブロガー
立命館大学卒。在学時バー を2 年経営した後に売却。現在はブロガーとして活動する傍ら、トークンハウスを運営する株式会社22 を創業。
◆Blog:ゴーゴーケンゴ ◆Twitter:@KNGrits

これまでの記事はこちら

・病院で給食センターの立ち上げに奮闘する料理人・野村友彬さん


・教育系NGOの Cycle beyond the Borders 代表・高橋昌祐樹さん

・新卒でカンボジア就職をした德永晃汰さん

・情熱あふれる活動的なインターン生・河合俊尚さん

・美容を通して人々の生活を豊かに・川口拓夢さん

・好きな場所で、好きな人たちと・酒井大輔さん

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