J3・藤枝MYFCは27日、カンボジア代表FWチャン・ワタナカと来季の契約を更新しないと発表した。
今年2月、カンボジア1部リーグのボンケットFCから期限付き移籍(2017年12月まで)で加入。カンボジア人選手初のJリーガーとしてカンボジア国内で話題となり、藤枝MYFCの試合も生放送されるなど期待されたが、環境の違いに苦しみ、ここまでの公式戦出場は天皇杯の静岡県予選とリーグ戦1試合のみにとどまった。
今回の退団に関してワタナカは
「背番号11のチャン ワタナカです。応援してくれた方、色々な形でサポートしてくれた方、10カ月間本当にありがとうございました。初めて海外でサッカーをしましたが、Jリーグは本当にレベルが高いと感じました。藤枝MYFCで学んだ守備は、カンボジアサッカーのレベルが高くなる為にカンボジアの選手たちに伝えたいと思います。今まで本当にお世話になりました。ありがとうございました」
とクラブ公式サイトを通じてコメント。
ワタナカが藤枝で出場機会を得られなかった要因のひとつとしては「前線からの守備」だろう。日本ではFWなど攻撃の選手は得点はもちろんのこと、相手の攻撃に対して最初のディフェンダーとして前線からの守備が求められる。また、同時にそれに耐えられる「スタミナ」が必要となってくる。
対して、カンボジア代表の試合での彼の仕事は「得点を取ること」のみで彼の持ち味であるチャンスメイクや得点能力の高さを発揮することができる。
とはいえ、サッカーの内容も環境も全く異なる日本で、約1年間経験することができたのは大きな収穫。
来年以降の移籍先としてはマレーシア等が候補に上がっているが、カンボジアの子どもたちに夢を与える存在としてさらなる高みを目指してほしい。
<写真提供:藤枝MYFC>
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