4月14～16日はクメール正月。

振替休日を入れて連休になるので、皆さん旅の予定を組んでいるのでは？

カンボジア「居残り組」の方は、この際家に籠って普段できないことをしよう、寝正月にしようなんて言う人もいるかもしれません。せっかくのカンボジアのお正月、お正月の「時間」はちょっとテレビをつけてカンボジアの新年を味わってみてはいかがでしょう。

毎年お正月の情報が詳しく発表される「モハーソンクラン」によると、今年の新年は4月14日午前9時12分にやってきます！

カンボジアの民話によると、「毎年の新年はカバルモハープロムの7人娘が年に１回順番に、討ち取られた父の首を持って降りてくる時間」とされています。今年は末娘の「モハォトレァテヴィー」がその大役を務めるそうです。

モハォトレァテヴィーは青い刺繍の装束をまとい、肉（野生）を好み、モユラー（という動物）または孔雀を乗り物としています。この女神様をお迎えするにあたっては、テーブルに白い布を敷いて、そこに9段のバイセイ（竹などで作った飾り）やロウソク、お線香、香水、11種類のフルーツなどのお供え物を飾ります。

この時間、カンボジアのローカルテレビでは女神様が降りてくるのを演じた演劇？が放送されますので、ご興味のある方はどういうことなのか観察してみましょう！とっても派手ですが、それはそれで新年をお迎えするというカンボジアの人々の厳かな気持ちが表れているように思えます。

プノンペンは既に今日から少しひっそりとしていますが、正月期間中はワットプノムで「モハーソンクラン祭」が開催されるとか。また、シェムリァップのアンコールワット遺跡の周辺各地では「アンコールソンクラン祭」が開催されます（https://www.facebook.com/AngkorSankranta/）。

それではみなさん、思い思いのお正月をお過ごしください。

良いお年を！

※NyoNyum Shop本店および、カンボジア情報ザービスは4/14-17までお休みとなりますが、イオン店は営業中！

【カンボジア文化研究】
●カンボジアのお盆はどんな感じ？

●カンボジアの地方にまつわる昔話とは？