こんにちは。ボンユキです。
またまたいつの間にか、前回のブログから1ヶ月以上経っています!
にわかにドタバタしておりました。7月はカンボジアで1993年のUNTAC主導による選挙から数えて6回目の総選挙がありました。結果は皆さんご存知の通り。ジャーナリストでもアナリストでもありませんので、批評をしたり分析をしたりするつもりはございませんが、カンボジアでビジネスをするにあたってこの選挙がどう影響するのかな。そんなことは考え、感じています。
とにかく、選挙を前になんとなく動きが鈍ったのは事実。特に私は通訳という商売柄、日本からのお客様がカンボジアの要人とか責任ある行政官レベルと表敬、協議するといった案件が多く、「アポ依頼を入れているので予定を開けておいてください」、と言われて予定しておくと「大臣とのアポが取れませんでした」とか「もう調整がつかないので仕切りなおします」という連絡が続々。そりゃそうよ。この時期にアポ入れても動かないわよ、とひそかに思っていたのであまり驚かなかったのですが。。。
選挙キャンペーン期間が始まると、党員は自分の担当選挙区(州)があって、そちらにこぞって出てしまうのです。その党員が政府高官、公務員だったりするわけで、特に金曜日ごろから行政手続きに行っても誰もいない(土日のキャンペーン準備のため)、月曜日に行っても誰もいない(地方からまだ帰ってきていないので)というのは暗黙の了解。
そういう意味で、早く選挙が終わらないかなぁと待ち望んでいたのです。
さて、この総選挙。賛否両論ありますが、上のようなこともあるので私としてはああ、終わってよかった。というのが正直な感想。でも、さて、これからこの国がどこを向いて、どういう思想の下で動いていくのか、という点ではやっぱり注目しなければならないなと思っています。
ビジネス展開のうえでは、政治安定、治安安定が基本。そのうえでいろんな制度や環境が整っていく。24年前のカンボジアから比べると、確かにそういう歩みを経てきているし、こんな風に発展するとはあのころ誰が想像できただろうか。そうみると、ここまでの歩みを完全否定することはできない。もちろんそれは、日本を含む世界各国からの援助があったからという部分もある。でも、この国の人たちが、あのポルポト時代を経てもう二度と悲しい歴史を繰り返したくない、立ち上がりたい、良くなりたいと思ったからこそ、今があるのも事実。
民主主義の崩壊、中国よりの経済、独裁的・・・といった言葉が大手メディア、国際・国内機関などからどんどん伝えられる中、ここにいて本当にそうなのか、本当のところはどうなのかといったことを見極めるのは、ここで根を張って生きている私たちなのかもしれません。
実は不思議なことがありました。ちょうどキャンペーンが始まる前くらいのことです。夢でフン・セン首相にインタビューをしている私がいました。
「首相はどういうイデオロギーでこの国を治めようとしているんですか」
なんとも突拍子もない夢インタビュー。でも、たぶんそれが知りたいのだと思います。あの夢で、なんという答えが返ってきたのかは・・・覚えていません。
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