2003年のNyoNyum創刊当初から連載している「ボンユキエッセイ」。カンボジアに長年住むと街の移り変わりが見えてくる。
おもしろくもあり、どこかもどかしくもある。
通訳、翻訳、会社経営に奮闘中のボンユキこと山崎幸恵がおくるカンボジアあれこれ。
今回は最近、全体的に若返りをしているニョニュムスタッフとのランチで感じた「世代」に関してのお話です。
世代
4 月、5 月と、わが社には新卒新入社員、現役女子大生インターンが続々と入社。昨年に社会人3 年目の転職をしてきてくれた20 代社員がおり、これまで30 代から40 代が中心だった会社も、ぐぅんと平均年齢が下がりました。そんな若者に囲まれながら、ボンユキの毎日のお楽しみ、1ドルランチが繰り広げられています。
12 時になると、若手3 人のうちの誰かが代表して近くのご飯屋さんにひとっ走り。1ドルでお惣菜+白いご飯が買えるので、4 人分でお惣菜4 品を毎日みんなでおしゃべりしながらシェアして食べるのです。
3 人の20 代相手に妙齢の40 代・代表ボンユキ。毎日がんばってみんなと「ワイワイ」おしゃべりしています。まぁ、特に違和感はないわ。と思っているのは私だけ?でも、よくよく考えると私、彼女・彼らの母親の年なんですよね(苦笑)。
社長とはいえ、私ってどんな風に映っているんだろう。そんなことを思いながらも、平気で昭和な話をしてみたりする。でも、意外とみんなついてきてくれて、なかなか優秀だ。
そんな中、会社もいろいろな変革に取り組んでいるところ、特にニョニュムはWEBマガジン、Facebook、Twitter、Instagram、LINE @、QR コードなどなど…どうにか私もついてけるかな、って感じの状態になり始めています。
ところが、前回の号から本格的に始まったニョニュムの特集に絡んだ動画制作。撮影までは私も一緒について行ったり、アイディアを出したり参加していましたが、その編集作業には出来上がった動画に「ダメだし」する以外は一切関わらず(関われず)。他にも陶芸教室の動画を作ったり、一部社員が個人的にYouTuber を目指しているとか、どんどん展開しています。
あるお昼の一場面。1ドルランチを食べながらこの話題に。
「それにしても、みんなすごいよね。ここにいる全員が動画の編集とかできちゃうなんて。学校で習ったの?最近そういう授業があるの?」。もう、ほんとにおばさんの愚問。
「いえ、なんか好きでいじってたら、できるようになっているんです」。
ふぅーん。私もいじってみようか。
「私が中学生のとき、学園祭の出し物で映画作ったけど、8 ミリビデオだったわ…」
「…(みんな返事に困る)」
「でもまぁ、こうやってどんどんみんなの知恵を借りて、SNS やらWEB やら、ニョニュムも進化していて楽しいし、助かるわ。私も必死で追いつかないと」
「いやいや、社長は追いついているほうですよ。うちの親なんてもうアプリとかいじるのも拒否反応だし」
ああ、こういう評価を受けるってこと自体、世代の差を感じるけど、褒められているってことで。
Cambodia Joho Service 代表/日本カンボジア通訳翻訳家
神奈川県出身。在カンボジア歴、足掛け25年。
翻訳、通訳のほかカンボジア関連のアレンジやコーディネートを手がけることも。
仕事に追われつつも、大好きなビールは絶対に欠かさない。
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