【NyoNyumインターン日記⑫】停電が教えてくれるもの
【NyoNyumインターン日記⑫】停電が教えてくれるもの
2017.11.24

スオスダイ!インターン生の伊藤陽子です。プノンペンは私の地元と比べると断然大きい都市です。徒歩30秒で着く小さな中華料理店、プラス3分30秒で大抵のものが揃う市場、自転車5分で安くて美味しいものが食べられる日本食レストラン。近くのコンビニまで徒歩10分はかかる実家暮らしよりずっと便利です。

プノンペン暮らしで何も不便なことはないと思っていた私ですが、すっかり忘れていたことが一つ。それは停電が不定期に起こること。

停電した際に「なんでーー!」とぼやく社員さん。締め切り前の忙しいときに来たものですから困った困った。「あつーい!」冷房が切れ徐々に暑くなるオフィスに対して叫ぶ別の社員さん。せかせかせずのんびりとした気質の人も多いカンボジア。知ってか知らずか電気はいつまでも復旧しません。

そして待つことを諦めたオフィスの人たちは晴天の元で作業をしたり、お昼を買いにいったり、近所の家の幼児を可愛がったり、ちょっとしたリラックスタイムになっています。

私が気になったのは信号が止まった交差点。オフィスを抜け出して近くの大きな道路を見に行きます。ちょっとした混乱状態かと思いきや、ドライバーは平然と運転しています。まるで信号がついているかのようにうまい具合に南北の通りの車が通り、時間が経つと東西の通りの車が通ります。やっぱりみんな慣れているのでしょうか。

そして一時間半後、やっと電気がつきました。このまま電気がつかなかったら仕事は…♪なんてことは全然考えてなかったので、無事について安心しました。はい。

カンボジアの電気系統はどうなっているのでしょうか。その日の夜も再び停電しました。しかしそれはロシアンマーケットの屋台が立ち並ぶところだけ。私はたまたま友達と一緒にごはんを食べに行っていました。またかと思いましたがちょっと嬉しかったことが一つ。停電の中、屋台の人がろうそくを用意し予定外のキャンドルナイトとなったロシアンマーケットが良い雰囲気を醸し出していたのです。

文明が発達した今では、ほとんどの人間が自然に囲まれ太陽の光と月明かりだけで過ごすなんて到底耐えられないのが現状です。しかし明かりが少ない農村にいってみたり、今回みたいな停電を経験したりして、たまには仕事から開放されたり夜の闇を楽しむのってなんだか心を豊かにしてくれるような気がします。久々に農村に行きたいなと思った私でした。

 

<インターン日記一覧>
【インターン日記①】伊藤陽子です。よろしくおねがいします!

【インターン日記②】待ちに待った日本映画祭♪

【インターン日記③】ニョニュムの職場とはいかに!?


【インターン日記④】自転車を購入!しかし運転にはご注意。

【インターン日記⑤】安くて美味しいカンボジア飯!

【インターン日記⑥】コンポンチュナン陶器市に参加して


【インターン日記⑦】もっと魅力的なニョニュムショップに。

【インターン日記⑧】カンボジアでの幸せなひととき


【インターン日記⑨】「ニョニュムクメール」編集会議を覗いてみると…


【インターン日記⑩】ビジネス上でのカンボジア人との付き合い方

【インターン日記⑪】つながり広がる International Party!!

【インターン日記⑫】停電が教えてくれるもの

【インターン日記⑬】地味だけど大切な私の仕事

【インターン日記⑭】ある日曜日の私の考察

【インターン日記⑮】私がカンボジアを好きな理由

【インターン日記⑯】私を出迎えてくれるもの

【インターン日記⑰】Let’s study Khmer & Japanese!

【インターン日記⑱】カンボジアの休日のチープな楽しみ方

【インターン日記⑲】カンボジアの地で、大好きな台湾人と
【インターン日記⑳】さあプールに行こう!
【インターン日記㉑】尊敬できる私の新しい友達
【インターン日記㉒】休日のような休日じゃないような土曜日
【インターン日記㉓】これがカンボジアのプチュンバン~往路編~
【インターン日記㉔】これがカンボジアのプチュンバン~お寺編~
【インターン日記㉕】これがカンボジアのプチュンバン~トゥクトゥク編~
【インターン日記㉖】これがカンボジアのプチュンバン~復路編~
【インターン日記㉗】初めてのショートフィルム♪

続々インターン日記更新中です!

 

『NyoNyumの電子版、バックナンバー購入希望の方はこちらへ』

にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村 旅行ブログ カンボジア旅行へ

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

関連記事
おすすめ記事