(日本語) 【NyoNyumインターン日記㊲】社会のため頑張るすてきなカンボジア人たち

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2018.01.06

インターン日記シーズン1

スオスダイ！インターン生の伊藤陽子です。昨年の１２月は土日に大学生のカンボジア人の友達を遊びに誘っても「busy」と言われることがほとんどでした。うう、寂しい。

そんなときは一人でもどこか外に出て休日感を得たい！ということでこの前の土曜は「Real Cambodia」というイベントに参加してきました。これは自国の社会を良くするために団体を立ち上げ活動しているカンボジア人が、自分の思いや団体についてプレゼンし参加者と意見交換をするというものです（もはや休日感を得たいという理由で参加するようなイベントではありませんが）。

今は外国人、まして大学生でも団体を立ち上げたりそこに所属し活動するだけですぐに国際協力に関わられる時代。支援対象になることの多いカンボジアで、彼ら自身でなぜ動き始めたのかが気になり足を運びました。

まず一人目はリサイクルを推し進めていこうと団体を立ち上げた男性。彼のインセンティブはカンボジアに支援に来ていた確か日本人？の女性だったそうです。彼はカンボジアで道や川にたくさんゴミが捨てられている写真など見せながら、これを改善したいと自分の思いについて話してくれました。そういえば初めて日本でカンボジアの写真を見たときに一番気になったのは、ゴミがきちんと処理されていないことやトイレの不衛生さだったな～。

二人目は水耕栽培を広め農家の収益を上げようと活動を始めた男性。彼の発表後、嬉しいことに私は彼と少しですが話すことができました。実は彼と私はほぼ同い年。王立プノンペン大学に通う優秀な大学生です。彼がやろうとしている活動を将来自分の仕事としてやっていくのかなど話しました。彼の出身校ならいろんな企業から引く手あまただろうに、自分の仕事についてまだどうなるか分からないと少し悩ましそうな顔をしながら話していたものの、それでも発表時にすてきな笑顔で堂々と話していた姿がとても印象的でした。

三人目は農家の収益向上のために大型の農機具の導入を促している二人組のお話でした。彼らにはすでにある程度の実績があります。正直英語が流暢すぎてよく分からないところもありましたが、地方から来た農家さんがそれについて話し実際に農機具が役に立っているのを聞くことができました。

最後はみんなで「農家という職業に関してどう思うか」ということについて話し合いました。日本の農家でも後継者問題がありますが、カンボジアでも多くの若者にとって農業はそんなに魅力的な仕事ではないようです。地方で地道に働くよりも都市の会社でたくさんの給料をもらいたいというのが本音でしょう。しかしもし水耕栽培が広まったりや大型の農機具で効率的にたくさん稼げるようになったらその考え方も変わるのでしょうか。

今回短時間でしたが自分の国を良くしようと奮闘するすてきな人達に出会えてよかったです。これからは海外からの支援だけでなく、彼らのような人達がもっと増えていくことを願い、また私も彼らを応援し続けられればいいなと思います。

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