NyoNyum愛読者が、雑誌で紹介したあれこれを実際に体験しレポートする企画「NyoNyum愛読者が体験しました」の2回目は、便利なアプリを使ってみました!
NyoNyum102号の特集「カンボジアアプリ図鑑」で紹介したアプリのうち、カンボジアでの生活はもちろん、インターンなどの短期滞在、カンボジア旅行でも役立つかもしれない、4つのアプリを体験しました!
実際に使用してみて感じた使いやすさやクセをしっかりレポートします。また、アプリをいじくっているうちに見つけたとっても便利(?)な情報が記事の最後にありますのでお見逃しなく!
体験したアプリ
長距離バス予約アプリ
BookMeBus
カンボジア国内線と周辺の国のバスチケットを予約できるアプリです。
現在はバス以外にもフェリー、タクシー、空港への送迎の予約もできます。
Camboticket
カンボジア国内線だけでなく周辺国行きのバス、タクシー、フェリーと観光の予約ができるアプリです。
アプリとwebの両方にお問い合わせスタッフとチャットできる機能があり、予約時だけでなく旅行中のトラブルにも英語で対応してくれます。
BookMeBusとCamboticketについてもっと詳しく知りたいときは、こちらの紙面特集をご覧ください。
電子マネーアプリ
PiPay
カンボジアのキャッシュレス決済アプリです。電話番号とPIN番号(支払いのときに使う暗証番号)を決めるだけで登録が完了しすぐに使えるようになります。
お店にあるQRコードを読んで支払う方法と、アカウントに結び付いた電話番号を入力することで支払う方法の2種類があります。
チケット予約アプリでの支払いや、月々のスマホ支払いにも使える、あると便利なアプリです。
しかも!このアプリには決済機能の他に、チャット機能、友達検索、地図などいろいろな機能もあります。
PiPayや他の電子マネーアプリについて知りたいときは、こちらの紙面特集をご覧ください。
フードデリバリーアプリ
NHAM24
プノンペンとシェムリアップでフードデリバリーを注文できるアプリです。
サービスエリア内ならおよそ1時間ほどで指定した場所まで、コーヒー、ピザから焼肉弁当、揚げコオロギまでなんでもお届け!
フードデリバリーがメインですが、バイク便やバイクタクシーを呼ぶこともできます。
NHAM24や他のフードデリバリーアプリについて知りたいときは、こちらの紙面特集をご覧ください。
実際に使ってみました!
BookMeBusとCamboticket
プチュンバンのお休みでアンコールワットに行くためのバスをアプリを使って予約しました。行きのプノンペンからシェムリアップをCamboticketで、帰りのシェムリアップからプノンペンをBookMeBusで予約しました。その予約の様子を比較しながらご紹介します。
ホーム画面
左がBookMeBus、右がCamboticketのアプリです。どちらのアプリもバス、タクシー、フェリーが予約できます。
バスは乗り合い、タクシーは貸し切りという意味で、タクシーでも大型バスを予約することができます。
バスの検索
画面の写真は予約とは別に後日撮影しました。
どちらのアプリでも出発地、目的地、出発日を入力します。
帰りの日にちを入力した場合は、それぞれの日で別々に予約を取ってまとめて払うことができます。
バスの検索結果は出発時間順に表示されますが、どちらも到着時間順、移動時間の短い順に並び替えることができます。BookMeBusでは価格の安い順に、Camboticketではバス会社順に並べることができます。
さらにCamboticketでは検索結果を車のタイプで絞ることができます。
ここでの値段には、あとで数ドル上乗せされるので注意が必要です。
Cambotiketで、値段の表示が USD 9.25-11.25 のように2つ表示される場合は、後ろの方の数字をみてください。
BookMeBusでは右側の3つの点のマークを、CambotiketではAmenitiesか、その下のGalleryで車の設備や写真を見ることができます。座席配置はあとで確認できます。
バス情報の確認
ペットボトルのお水がついてきたり、バスにWi-Fiがあったりとバス会社によってサービスは変わります。アプリによって表示される会社が違います。
BookMeBusでは画面を下にスクロールすることでそのほかの情報を見ることができます。Cambotiketではやじるし周辺の青色の文字をタップすると表示されます。
出発と到着場所の確認
予約の際に確認しておいた方がいいのは、バスの出発場所と到着場所です。予約後にメールなどで確認できますが、バス会社によって変わるので注意が必要です。BookMeBusでは3つの点のマークを押した後に開く画面を下にスクロールすることで、CambotiketではBoarding & Arrivalをタップする住所と地図が表示されます。
座席の選択
左はVIPバンというタイプ、右が一般的な乗り合いバンです。VIPバンは前の座席との間隔がやや広いようです。
バスの座席はバスを決めた後でしか確認できません。BookMeBusでは検索結果の画面に戻ってバス会社の名前をタップ、CambotiketではSELECTをタップすると、座席選択画面になります。余裕をもって予約すれば自由に選ぶことができます。
個人情報の入力
BookMeBusでは国籍(カンボジア人か外国人か)を選択します。Cambotiketでは座席選択の画面で国籍を選ぶ必要があります。外国人は数ドルだけ高くなります。
名前やメールアドレス、電話番号を入力します。Cambotiketでは国コードの選択ができますが、BookMeBusはカンボジアの電話番号以外を入力すると無効な電話番号となります(2019年10月現在)。
間違いなければCambotiketではCHECKOUTを、BookMeBusではPROCESS TO PAYMENTをタップします。
支払い方法を選んでPAY NOWをタップすると支払いに移動します。
BookMeBusでは、クレジットカードはUnionPay、Visa 、Masterが使えます。その他にWing Pay、PiPay、ABA Pay、Paypalとドライバーが集金に来るCash on Deliveryがあります。
Cambotiketでは、クレジットカードはVisaとMasterが使えます。その他はWingPay、PiPay、ABAPayとドライバーが集金に来るCash Collection Serviceがあります。
支払いが完了すると、BookMeBusではアプリ内の通知とメール、Cambotiketではメールが届きます。
バスに乗るときは届いたメールを見せます。
行きはこちらの16人乗りのバン、帰りはトヨタのハイエースでした。車の種類は会社によって変わります。
PiPay
BookMeBusとCamboticketの支払いでPiPayを使ってみました。電話番号と登録したパスワードだけで支払いが完了するのでとても便利でした。
PiPayはホーム画面からたくさんのことができますが、基本はアプリにお金を入れて電子マネーとして使います。
PiPayアプリへのお金の入れ方は銀行のアプリから送信する方法が一般的です。銀行口座がない私はNyoNyum編集部の方の協力のもと、個人の銀行口座から送信してもらいました。
送られる側の電話番号と送る側のスマホと銀行のアプリがあれば、銀行アプリからの操作ですぐにPiPayアプリのお財布に入金されます。
左の写真はBookMeBusアプリの支払いでのPiPayの画面です。電話番号とパスワードの入力で完了します。
PiPayでの支払いはすぐに確認できるので安心です。それぞれの項目の詳細では自動的に入力される送信先や金額なども確認できます。
NHAM24
NHAM24は、大きなチェーン店から小さなカフェのようなお店まで商品を取りに行き、指定した場所に持ってきてくれるフードデリバリーを注文できるアプリです。
お店選び
フードデリバリー以外にも便利なデリバリーサービスがありますが、フードデリバリーの注文はFOODの項目からできます。
はじめは現在地に近いおすすめのお店が表示されますが、お店の名前や食べ物のジャンルで好きなお店を検索することもできます。写真はBBQを検索しています。
BBQといったジャンルを入力するとたくさんのお店が表示されます。検索結果にはお店のロゴ、店名、扱っている食べもののジャンルと到着までのおよその時間がかかれています。
料理の注文
気になるお店をタップすると、それぞれの料理の写真が一覧になって出てきます。上の方にはおすすめメニューが大きく表示されていて、すべてのメニューはスクロールすると見ることができます。
各商品のADDをタップするとカートに追加されます。追加するときにトッピングや砂糖の量などのオプションの有無が聞かれることがあります。
このとき複数のお店の商品を同時にカートに入れることはできません。
右画面の右上のカートのマークを押すと、カートの中の商品とトッピングの確認と変更ができます。間違いなければ、CHECKOUTで次に進みます。
お届け先と支払い方法の選択
レシートのようなデザインのページで注文の最終確認ができます。
支払い方法は、PiPayなどの電子マネーアプリであらかじめチャージしておくNHAM24のお財布と、到着したドライバーに直接支払う現金払いと、PiPayなどの電子マネーアプリによるオンライン支払いがあります。
注文の完了と進捗の確認
注文が確定すると画面が切り替わります。私のときはこのときにドライバーから電話がありました。
TRACK ORDERをタップすると現在の進捗状況が分かります。
ドライバーの現在位置も知ることができ、どのぐらいで到着するかを予想することもできます。
ドライバーが到着し、商品を受け取ったら注文は完了です。
ちなみに、NHAM24のドライバーはこのような箱のついたバイクに乗っています。
ちなみのちなみに、私の注文したYAKITORI Grilled Chicken Bento Setはこれです。
おまけ!とっても便利(?)な情報
BookMeBusのレビュー情報
BookMeBusアプリでは、出発と到着の場所を確認したページをさらにスクロールすることで、バス会社に対するお客さんのレビューを見ることができます。はじめてのカンボジア旅行でバス移動をしようという人や、怪しいバス会社で不安な人には大変便利かもしれません。
またアプリではできませんが、BookMeBusのWEBサイトでは乗り物の他に、ツアーや体験料のかかる施設などを予約することもできます。
Cambotiketのオプションと相談室
Cambotiketでは、支払いの際にオプションとして、3段階の任意保険を付けることと、カンボジアの子供たちへ2ドルの寄付をすることができます。
アプリ内のやじるしのところにずっとある、おにいさんの写真をタップするとLINEのようなチャットの画面が開き、Cambotiketに質問することができます。バス予約だけでなく、乗車前後や移動中の問題も対処することができるそうなので、バスに置いて行かれて困ったときはぜひ聞いてみてください。
PiPayアプリはなんでもできる
PiPayアプリではスマホ決済の他に、LINEのようなチャット機能や、お店のレビューが検索できたり、地図機能があったりと機能があります。しかし、それよりも驚くべき機能があります。チケット予約やフードデリバリーの注文など、紹介したアプリと同じことができます。
PiPayには他のアプリが入っているのです。
たとえばTransportでは、BookMeBusやCambotiketとそのほかの予約サービスも入っています。
例としてBookMeBusをタップするとPiPayアプリの中で、BookMeBusのWEBサイトが開いて実際に予約することができます。WEBサイトなのでBookMeBusアプリではできない旅行中アクティビティの予約もできてしまいます。支払いはPiPayだけかと思いきや、アプリと同じくクレジットカードなども対応しています。
このほかにもWEB上でもサービスを行っているアプリは実際に動きます。
PiPayは1つのアプリだけで全部できてしまう、すごいアプリでした。
ニックネーム:せいしろう
高専械科を休学中のインターン生
もっと仕事をガシガシこなせるようにと、日々悩みながらインターン生活を謳歌しています。当面の目標はマーケットで困らないレベルのクメール語を覚えること。趣味はプノンペンにあるいい感じのカフェめぐりです。注目のインターン日記シーズン4はこちら。
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【これらの記事が掲載されているNyoNyum 102号の詳細はこちら】
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