前回のWEBマガジンまでで、NyoNyum103号で特集したカンボジアでよく食べられているフルーツをご紹介しました。果物というと、日本では熟したものをそのまま食べることがほとんどですが、フルーツ天国カンボジアでは、なんとしょっぱくしたり辛くしたりして食べられています。
ということで今回は、カンボジアでメジャーなフルーツの食べ方をご紹介します。
カンボジアで採れる43種類のフルーツのそれぞれの説明はページはこちら!
28種類の定番フルーツを14個ずつ2回に分けてご紹介! Part1,Part2
珍しい15種類のフルーツ!Part3
ヘルシーおやつ
マチュー = 青いフルーツ+しょっぱ辛いタレ
カンボジアの人たちがスナックのようにポリポリ食べているのが、青い果物を塩と唐辛子がメインのしょっぱ辛いタレにフルーツをつけて食べる「マチュー」です。
酸っぱかったり渋かったりする青い果物に辛いタレをつけた不思議な組み合わせですが、カンボジア人の大好きな定番のおやつです。
マチュー屋さんには、青い果物と赤いタレの入ったビンが並んでいます。マチュー用のタレは、塩+唐辛子(赤か青)、魚を発酵させたプロホックやカピ(干しエビペースト)がベースなど種類が豊富で、買うときに選ぶことができます。
選んだの青いフルーツを袋いっぱいに詰めてもらい、全部で2ドル弱です。
カットフルーツ
ガラスケース内に氷が敷かれ、その上に青いものから熟れたものまでさまざまなフルーツが並ぶ、カンボジアスタイルのカットフルーツ屋さん。食べやすい大きさに切られた状態で買うことができ、値段も1,000リエルからとお手頃です。手軽に冷え冷えのフルーツが楽しめます。
カットフルーツには、塩と唐辛子を混ぜた「オンバルマテッ」が添えられます。
カンボジア人にとってのフルーツと塩と唐辛子の組み合わせは、日本でスイカに塩をつけて食べたりするのと似た感覚かもしれません。
料理に
カンボジアのフルーツの中には、食材として使われるものが多くあります。
フルーツを使った料理のうち、よく見かける3つを紹介します。
焼き魚+フルーツ
干し魚にはスイカ、焼き魚にはマンゴーの千切りや刻んだ酸っぱいタマリンドに調味料をあえたものなどが付け合わせとして添えられています。魚のしょっぱさ+フルーツの甘酸っぱさの素敵なマリアージュ!
パパイヤサラダ
青いパパイヤは熟れたものと違って味はなく、キュウリに似ています。その青いパパイヤを千切りにし、香草や干しエビ、唐辛子などの調味料とともに臼に入れ、トントンと叩きながら和えたサラダは、おやつ感覚で食べる屋台料理の一つです。
同じように作るグリーンマンゴーのサラダは、マンゴーの甘酸っぱさが味のアクセントになっています。
スープ
ジャックフルーツやパパイヤなど、クメール料理ではフルーツはスープの具材にもなります。
具だくさんスープ「ソムローコーコー」に入っている薄く切った筍のような食感の具は、実は硬い外側の表皮だけむいてスライスした砂糖ヤシの実です。
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