(日本語) プノンペン・クラウンFCとギラヴァンツ北九州がパートナーシップ提携を発表!
(日本語) プノンペン・クラウンFCとギラヴァンツ北九州がパートナーシップ提携を発表!
2018.08.20

8月18日、メトフォンカンボジアリーグのプノンペン・クラウンFCがJ3・ギラヴァンツ北九州とクラブ間のパートナーシップ提携を締結、クラウンのホーム・RSNスタジアムで調印式が行われた。

北九州市とプノンペン都は2016年に姉妹都市になったということもあり、今回のパートナーシップ提携はトップチーム、アカデミーの選手強化や交流のほか、両都市間の文化交流や新たなビジネスモデルを推進することも視野に入れた提携となる。

今回、ギラヴァンツ北九州からは玉井行人 代表取締役社長、普及事業本部の下田功本部長、普及グループの平井 将梧、田中 和磨コーチの4人がカンボジアを訪れた。

 

これまでの両クラブの交流


2016年に「Jリーグアジア戦略」の推進を図るJリーグが、北九州市とプノンペン都が姉妹都市であることに着目し、それぞれのホームタウンクラブであるギラヴァンツ北九州とプノンペン・ クラウンFCのクラブ間事業提携を推薦したことをきっかけに、両クラブの交流が開始。

昨年は2月と12月の2回にわたり、ギラヴァンツ北九州普及グループのコーチがプノンペンを訪れ、指導。また、8月にはプノンペン都で開催された北九州市上下水道局主催の「上下水道局ユース人材理解促進研修」において、ギラヴァンツ北九州のユニフォーム約200着をプノンペン・クラウンFCへ寄贈した。

 

ギラヴァンツ北九州のコーチによるトレーニング

クラウンのアカデミー生を対象に8月16~18日までの3日間、ギラヴァンツ北九州の平井 将梧、田中 和磨の両コーチによるトレーニングを実施。指導を受けた子供たちは普段、なかなか経験できない貴重な機会とあって表情は真剣そのもの。これからプロサッカー選手を目指す子供たちにとっていい経験なったに違いない。

また、普及事業本部の下田功本部長がコミュニティチームで指導するコーチたちを対象にサッカーの技術と理論についてのセミナーを実施。サッカーとはどんなスポーツなのか、どんな可能性があるのかなど約1時間にわたり、丁寧に説明。途中、コーチ達からも様々な質問があるなど、このセミナーを通してサッカーに対しての理解度が深まったようだ。

 

パートナーシップ調印式の様子


調印式にはプノンペンクラウンFCからは池田憲昭GM(ゼネラルマネージャー)、ギラヴァンツ北九州からは玉井行人 代表取締役社長が出席。会場にはカンボジアのクラブとJリーグクラブの提携とあって、日系メディアはもちろんのこと、カンボジアの各メディアが参加していた。

今回の提携に関して、クラウンの池田GMは「この提携をきっかけに日本で活躍できるようなカンボジア人選手が出てくることに期待したい」とコメント。

今回、セミナーや調印式を取材して感じたのは、北九州の皆さんのクラブを想う強い気持ち。調印式と同時刻に行われていたトップチームの試合速報を式典の前後に気にかけていた姿が印象的だった。

ここ最近、JFL選抜のカンボジア遠征や本田圭佑選手のカンボジア代表の実質的な監督就任など、日本とカンボジアのサッカーの交流するニュースが賑わいを見せている。カンボジアのサッカーはまだまだ発展途上ではあるが、近年急速に成長を遂げた日本サッカーの経験を力に躍進する可能性は十分ある。これからの両クラブの交流を通じて両国のサッカーや交流がより発展することに期待したい。

提携の詳細はギラヴァンツ北九州公式サイトへ→https://www.giravanz.jp/news/p33075.html

(文:狩野宏明)
※写真提供:プノンペン・クラウンFC

 

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