現在、カンボジア国内で配布中のNyoNyum 101号からプノンペンにある独自トークンを利用できるユニークなシェアハウス「トークンハウス」へ集まる人々のお話を連載しはじめましたが、WEBサイトでも紹介!記念すべき第1回目はプノンペンから車で北に1時間ほどのところにある観光客に人気の古都ウドンにある病院で給食センターの立ち上げに奮闘する料理人・野村友彬さんを紹介♪
初めまして、ゴーゴーケンゴと申します。
現在、プロブロガーとして活動しながら、株式会社22を創業し、昨年10月よりプノンペン郊外にてトークンハウスというシェアハウスを運営しております。
この連載ではカンボジアで活動するトークンハウスの素敵なメンバーを紹介していきます。
と、その前にトークンハウスの説明をさせて頂きますね。
トークンハウスは「シェアハウス運営会社」として見られることが多いのですが、実はシェアハウスがメインではありません。
トークンハウスは「あったかい居場所を世界中につくる」をモットーに活動してるコミュニティです。
そして、コミュニティ内で使える通貨としてTKCという独自トークンを用いてるんですね。
なので、シェアハウスへの宿泊などは、あくまでTKCの使い道の1つに過ぎません。
他の用途としては、毎月カンボジア・東京・福岡で開催中のミートアップへの参加費や、メンバー間での仕事依頼などがあります。
要は「あったかい居場所を世界中につくりたい」と思ってる人たちが、思いっきり挑戦できるような環境をトークンハウスとして作っていこうというわけです。
ですから、この連載ではトークンハウスのコトではなく、メンバーに焦点をあてて紹介したいなと思います。
今回、紹介したいのは野村友彬さんです。
彼は元々、板前で大阪の割烹料理屋で修行してたんですね。
そんな彼がカンボジアに来て何をしてるのか?
彼は「ジャパンハート」という国際医療ボランティア団体で給食センターの立ち上げを行なってます。
その給食センターはカンボジアで小児がんに苦しむ子どもたちに栄養価の高い食事を提供するためのものなんですね。
そのために、彼はカンボジアと日本を行き来しながら、たくさんの協力者を集めて給食センターにかかる資金を調達しています。
「今の自分に出来ることを、精一杯やりたいんすよ」
彼のその言葉は力強さの中にあったかさがあります。
それは彼が料理人だった頃の経験からなんですね。
彼は専門学校を卒業し、すぐに板前の世界に飛び込みました。
しかし、そこは職人の世界。
想像を絶する厳しさがあったと聞きます。
時にそれは理不尽な暴力に変わりました。
限界を超えて働いてた彼は、いつしか重度のPTSDになっていたんですね。
心身ともに限界だったときに、出会ったのがジャパンハート理事長の吉岡春菜先生(代表の吉岡先生のご婦人)だったそうです。
そこからジャパンハートの活動を知るようになり、吉岡先生から声が掛かってカンボジアに来ることになったんですね。
弱さを知って、強くなる。
彼の力強い言葉の中にあったかさがあるのは、誰よりも弱さを知ってるから。
そんな彼が全くの未経験の中、プロジェクトをイチから立ち上げて、人を巻き込み作り上げてるのが、この給食センタープロジェクトです。
是非、興味を持って頂けたらクラウドファンディングのページも見て頂ければ幸いです。
ジャパンハートでは現地の見学もあるので、興味ある方は是非ジャパンハートHPから連絡してみてください。
執筆者紹介: ゴーゴーケンゴ
立命館大学卒。在学時バー を2 年経営した後に売却。現在はブロガーとして活動する傍ら、トークンハウスを運営する株式会社22 を創業。◆Blog:ゴーゴーケンゴ
(編集:狩野宏明)
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