(日本語) 「水は人権」。カンボジアの僻地に安全な水を届けることに命を注ぐ、ウィベンチャー社
(日本語) 「水は人権」。カンボジアの僻地に安全な水を届けることに命を注ぐ、ウィベンチャー社
2019.10.18

現在、カンボジア国内で配布中のNyoNyumで連載しているこちらのハラハタミオさんがカンボジア人社会起業家を紹介する「#value!」をWEBサイトでも紹介!第3回目の今回は「水は人権」。カンボジアの僻地に安全な水を届けることに命を注ぐ、ウィベンチャー社を紹介します。

 

#value! とは


社会を変えるマッチングプラットフォーム。カンボジア人社会起業家の活動をより多くの人に知ってもらうためのメディア、イベントを運営。また、社会起業家とつながれるマッチングサービスを展開中。

 

「水は人権」。カンボジアの僻地に安全な水を届けることに命を注ぐ、ウィベンチャー社

ウィベンチャー社のチームメンバー。電気やエンジニアリング、経営担当など、それぞれの専門性を発揮して、レベルの高い開発が進められている(右から2 番目がローさん)

 

「大学へ行って初めて、僕たちが生まれた村で起きた病気は、水のせいだったと気づいたんだ。汚染された水のせいで、村人たちが腸チフスや下痢、感染症にかかっていたんだ」

ウィベンチャー社代表、ローさんの言葉を聞いて私は驚いた。

村の人たちが自分たちの病気の原因が分からない状況だったことや、水が原因で病気になることなんて、日本では考えられないからだ。

カンボジアでは、国の事業として地方の水道整備に手が回っていないため、きれいな生活用水にアクセスできない人は、約750 万人にも及ぶという。

そのような状況の中、使命感を持って辺境にある貧困地域に特化して、水道設備を導入しているのがウィベンチャー社だ。

「実際に、貧困地域での水道設備が整ってきれいな水が使えるようになった時、村の人たちはBIG SMILE を浮かべていたんだ。あの笑顔を見た瞬間、僕たちがやってきたことの正しさを実感したよ。そして、もっともっと広げなきゃって思った」

キラキラとした少年のような瞳で語るローさんの純粋さに心が打たれた。

カンボジア中の人がきれいな水にアクセスできることを目標に掲げ、5 年以内に、新しく10 カ所で水処理施設をつくるプロジェクトを現在進めている。

「水は人権だから」と、彼らは今日も僻地に水を届ける。

 

 

「#value!」のサイトで読める!

▽ ローさんのインタビュー記事
水は人権。カンボジアの僻地に安全な水を届けることに命を注ぐ、地方出身者たちの挑戦。

 

この記事を書いた人:ハラハタミオ


1992 年生まれ、愛媛出身。
大学卒業後にアリババ株式会社を経て、2016 年プノンペンにある人材紹介会社CDL に入社。同オフィス内に本を自由に共有できるプノンペンブックポスト(通称PPBP)の設置、コミュニケーションが生まれるTシャツ「カンボジアT2.0」販売、カンボジア人社会起業家を応援するプラットフォーム「#value!」運営などさまざまな活動を行っている。

 

SNS情報

●個人ブログ:ハラハタミオ@カンボジア
●Twitter:@harahatamio
●Instagram:@cambodiat_2.0
●#value!公式サイト:http://hash-value.com
●カンボジアでお仕事探しならCDL:http://www.cdl-consultant.com

 

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