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【NyoNyumインターン日記㉓】これがカンボジアのプチュンバン～往路編～

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2017.12.10

インターン日記シーズン1

スオスダイ！インターン生の伊藤陽子です。最近は日記のネタを探すのに必死な私。今回からプチュンバンというカンボジアのお盆について連続で紹介していきたいと思います。季節外れなネタですがぜひ連続で読んでいただけると嬉しいです。

プチュンバン（カンボジアのお盆）は9月19日～21日の3日間。この間に日本のお盆とは比にならないほどプノンペンから人はいなくなりカンボジア人は自分の故郷に帰ります。

私はカンボジア人の友達が「僕の故郷に来るかい？」と誘ってくれたので今回コンポンチャム州のCheung Ang villageというところに行くことになったのですが、これが辿りつくのに一苦労。

てっきり一緒に行くのかと思いきや、「ここに来てほしい」と位置情報を教えられただけ。私と私の日本人の友達2人でたどり着くのは至難の技。共通のカンボジア人の友達（リャー）も一緒に行くことになったので助かりましたが、お尻が片方しかのらないほどぎゅうぎゅうなバン（12人ほど乗れる車）に2時間半ほど乗るはめに（太ももの筋肉が丈夫になった気がします）。乗り継ぎ地点で次のバンに乗ろうとしたら人が集まらないからと一時間待ちぼうけ。

これがカンボジアだと大人しく待っている間に周りを散策していると見えたのがきずな橋。

乗り継ぎ地点はコンポンチャムシティというカンボジアで比較的大きい市でした。きずな橋はつばさ橋、日本橋と同じく日本の援助で作られた橋の一つです。

そうこうしているうちに人が何とか集まり出発、がしかしバンが猛スピードで走り軽い絶叫マシーンと化しています。なれていそうなリャーでさえも顔がこわばっています。1時間ほどで着いたのは、ちょっとした道路があるだけのだだっ広い平野。そこにイケメンの友達チャンティとその妹さんが出迎えてくれます。2人に会えてもう一安心です。

その日はすでに夕方だったので近くの観光スポット？にいきました。友達のバイクの後ろに乗って地平線まで見えそうな広野をひた走る。うん、気持ちいいー！（こういうとき無性にバイクを運転できる彼氏が欲しいと思う…）

最初に広野にポツンと立つ大学のような大きな建物を見に行きましたがあるのはただそれだけ。なぜか観光スポットのようで若者がたくさんいます。次に大きなため池のようなところに行きます。屋台がたくさん出ており、家族で来ている人もいれば友達と来ている人も。ちょうど日が沈む時でいい写真が撮れました。

またバイクの後ろにのせてもらい、みんなで彼の家に連れて行ってもらいました。すでに日は落ちバイクのライトだけが唯一の明かりの田舎道。そのときにその地域の民話を教えてもらったのですが、それがまるでロメオとジュリエットのような甘くも切ない物語。話を聞きながらこの小旅行はいったいどんな物語になるのだろうかと思った私でした。

と締めくくりたいところですが、実際はそんなことは言ってられないほど交通機関に苦労した旅でした。思い出すのは観光地のことよりそんなことばっかり。もちろんプチュンバンの文化も紹介しますが、移動手段にも注目しつつぜひ次回の日記もお読みください♪