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【NyoNyumインターン日記㉗】初めてのショートフィルム♪

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2017.12.18

インターン日記シーズン1

スオスダイ！インターン生の伊藤陽子です。今まで11月12月にカンボジアに来たことはなかったのですが、この時期は映画祭がいくつも開催されているみたいです。私は日本映画祭、プノンペン映画祭に引き続き、先日ショートフィルム映画祭にも遊びに行きました。

会場はMETA HOUSEというカルチャーセンターで個人や団体で場所を貸し切って会議やイベントを開くことができるそうです。映画が上映されたのは半分テラス席のような場所で映画館のような席がくっついておりスクリーンは白い壁です。

映画が始まる前に司会と主催者が対話形式でこの映画祭について紹介していきます。やっぱり英語が早くて難しいなと思っていると、写真右側の主催者の男性の娘さんがステージ横で動き回っているのが目に入ります。5歳くらいでしょうか。パパが真剣に話している中駆け寄って足にくっついたり、水やカメラ、ステッカーやらをパパにプレゼント。しまいにはストローを持ってきて話しているパパの口に突っ込もうとします。そして会場にあふれる笑い声。もはやパパではなく彼女が主役になってしまいました。

そんなのが許されるゆるい雰囲気の中映画は始まりました。半分屋外なのでスクリーンである壁にはヤモリが二匹くっついています。ショートフィルムをきちんと観るのは初めてでしたが、途中その二匹が気にならないくらい私はショートフィルムの世界にはまっていきました。

映画は全１４作品でコメディーやドキュメンタリーなど様々です。日本の映画も上映されました。特に印象に残ったのは二作品。一作目はある女性が髪を刈り上げるシーンから始まります。一体どういう内容なのかずっとわからなかったのですが、最後のシーンとその後に表示される言葉・数字である地域では性同一性障害を持った人々が周りからの理解を得られず苦しんでいることを訴えていました。そのラストへの持っていき方にとてもはっとさせられました。二作目は物をお金に変えられる箱を手に入れた男の話。こちらも物語の終盤でびっくりする展開に。

二作目に印象的だった映画（Wwcsff Film FestivalsのFacebookページより）

ショートフィルムは英語がわかればより面白いですが、ほとんどが映像だけで内容を楽しめるもの。映像の持つメッセージ性の強さを実感した時間となりました。ぜひ人に紹介したい映画祭ではありますが、ただひとつ注意点が。一作だいぶ過激な作品があったので、ちょっと下調べしてから来年ご覧になられることをおすすめします！

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