SOLTILO FAMILIA SOCCER SCHOOL
SOLTILO FAMILIA SOCCER SCHOOL
2019.01.23

ニョニュムでおなじみのカンボジア国内企業を訪問する「オ・ト・ナの社会科見学」。今回はあの本田圭佑選手がプロデュースする「ソルティーロファミリアサッカースクール」を訪問しました。

 

世界で活躍しカンボジアでも人気の本田圭佑選手がプロデュースするサッカースクールが昨年11月にプノンペンで開校し、地元でも大いに話題になった。実際にどんな練習が行われているのか、さっそく見学してみた。

このサッカースクールは、幼い頃から夢を追いかけ、今も世界を舞台に挑戦し続ける本田選手の「サッカーを通じて、夢を持つことの大切さを伝えたい」という想いから生まれた。2012年の大阪での開校を皮切りに数を増やし、現在日本では、小学生以下を対象とした「SOLTILO FAMILIA SOCCER SCHOOL」に加えて中高生対象のコースも設けられ、全国60カ所以上で約4千人がサッカーに励んでいる。

このスクールの特筆すべき点は、独自のカリキュラムと指導にあたるコーチの教育。25以上のプログラムに分かれたオリジナルのカリキュラムには、本田選手自身が作成に携わって、世界での経験から学んだ“育成年代で必要とされること”を落とし込んでいる。そしてこのカリキュラムをもとに、国内外すべてのコーチへの「指導研修」を定期的に行い、どこのスクールでも統一した指導が行えるようにしているそうだ。

上海に次いで海外2カ国目となるプノンペン校は、小学生以下が対象のU-6、そしてU-9、U-12の3つのカテゴリーに分かれている。入校にあたって試験はなく、初心者でも参加できる。練習は各カテゴリーとも週1回で、時間は1時間程度。日本人、カンボジア人、台湾人など、生徒の国際色が豊かなのも魅力の一つで、研修を受けた日本人とカンボジア人のコーチが英語で指導にあたっている。

「判断・決断できる人を育てる」ことを指導理念に掲げ、練習中には子どもたちに複数の選択肢を示して、保護者やコーチの力を借りずに自ら判断し決断するよう促すなど、技術向上のみでなく、サッカーを通して“大人になっていくために必要なこと”も 学んでもらえるよう心がけているという。

 

開校から間もない12月26日には、本田選手がカンボジアを訪れ、自ら子どもたちにサッカーを教える特別イベントが開催された。

 

スクールは、トゥールコーク地区の「ロイセブンスポーツクラブ」と、イオンモールそばの「スリージーミニフットボールピッチ=写真=」の2カ所で開かれ、約30人が通っている(2017年1月現在)

 

練習中にはいくつかの選択肢を与えて子どもたち自身に判断させる。成功・失敗に捉われず「まずやってみる」ことの大切さを伝え、これまでできなかったことができるようになった喜びを感じられるような環境作りを心がけているそうだ。

 

練習前後にはしっかりと挨拶。後片付けも子どもたちとコー チ全員で一緒に行い、規律や協調性を身に付けさせる。

 

各クラスとも“会話タイム”を設けている。自立心を伸ばすことを目的に、子どもたちに自分の意見をみんなの前で発表させる。

 

ソルティーロは、オーストリア2部所属のSVホルンを頂点に、高校生(U-18)、中学生(ジュニアユース)、小学生というピラミッド型に組織化されており、さらなる飛躍へ挑戦しステップアップできる体制を整えている。

 

現地責任者であり、スクールコーチも務める辻井翔吾さん( 左)。日本とカンボジア両方で育成年代の指導実績があり、子どもたちのためにできることを日々考えながら精力的に動いている。

 

にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村 旅行ブログ カンボジア旅行へ

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

関連記事

AMBOH Espadrille Shoe Workshop

2019.01.23 オ・ト・ナの社会科見学~カンボジア国内企業紹介~

Job Center of National Employment Agency

2019.01.23 オ・ト・ナの社会科見学~カンボジア国内企業紹介~

Cambodian-Japan Cooperation Center (CJCC)

2019.01.23 オ・ト・ナの社会科見学~カンボジア国内企業紹介~

SANYO PACKAGE ASIA (CAMBODIA) CO., LTD.

2018.12.17 オ・ト・ナの社会科見学~カンボジア国内企業紹介~

おすすめ記事