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ずっとみんなと一緒に

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私たちのプロジェクトメンバーにまた子どもが生まれました。ソッキー、ナラーに続いて今度はナウです。1月22日に無事出産、2人目の男の子です。お母さんたちは小さな子をワークショップに連れて来て子育てしながら仕事をします。ソッキー、ナラー、ナウの赤ちゃんが勢揃いする日が今から楽しみです。

ナウは素焼き作りを14才から始めました。お母さんは土鍋などをろくろを使わず成形して野焼きする伝統的な作り方をしていますが、彼女はろくろで成形し窯で焼くスタイルです。シェムリアップの窯元で仕事をしていたこともあります。「村では素焼きを1、2種類しか作っていなかったけど、シェムリアップではいろんな商品を作っていたので面白かった」と彼女。しかし、村や家族が恋しくなって帰ってきました。

2009年に私たちのプロジェクトに参加しました。「いろんな技術を日本の先生たちから学べるチャンスだと思いました。釉薬をどう作るか。どう焼くか。その勉強が一番面白かった。プロジェクトでいろんなことが出来たのがとても嬉しい。これからは特にデザインをもっと勉強していきたい」。村で釉薬から陶器作りをしているのは私たちだけです。「村の人は私たちの作った釉薬陶器を見て綺麗だと言ってびっくりしています。私たちの窯に興味を持っています」

「まだ先のことはわからないけど、ずっとみんなと一緒に働いていければいいな。それから、子どもたちにもっと作り方を教えてあげたい」。ナウの夢です。

明 博史(Hiroshi AKE)
カンボジア伝統陶器プロジェクト、コーディネーター。陶器生産を地場産業として盛り上げるべく、セールス、マーケティング、生産管理などを担当。日本でテレビニュース・ドキュメンタリー番組制作、写真、ウェブサイト制作などメディアの仕事に関わったあと、2000 年、初カンボジア。2009 年、地雷・不発弾対策支援NGO のカンボジア事務局代表としてバッタンバンに赴任。任期終了後、「カンボジア伝統陶器プロジェクト」に参加。このコラムでは村のメンバーたちのストーリー、声を伝えていきます。

2014.4-5月号(第70号)掲載