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チャレンジ、そして、新しい伝統へ

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カンボジア伝統陶器プロジェクトもいよいよ今年いっぱいで終了します。アンコール王朝期に栄えたクメール陶器。その芸術性。そして、コンポンチュナンで手から手へと受け継がれてきた土器作りの伝統。技の継承。その上に、現代のライフスタイルに投げかけることができるものを作っていく。新しい伝統を創っていく。人々の健やかな生活があって、それを支える産業を育てていく。 2009年に始まったチャレンジはプロジェクトが終わっても続いていきます。

これからは陶工たちが生産者グループとしてまとまり、また自ら経営して窯元を持続させていかなければなりません。そのためにはしっかり利益を上げていく。出荷されて売れない限りどんなに良い陶器を作っても意味がありません。市場から求められているのにいいものを提供できなければチャンスを失ってしまいます。

村の陶工たちから声高にビジョンが語られるわけではありません。人々の、家族の強い絆、あるいは、ゆるやかなつながり。日々の営み。その中で埋もれそうではあるけれど、彼らが作る焼き物からささやかな誇りを発見して欲しい。フェイスブックページ (www.facebook.com/kampongchhnangpottery) でも発信しています。そして、11月25、26日にはコンポンチュナンの工房にて陶器市を開きます。コンポンチュナン焼の新しい伝統へのチャレンジを見に、陶工たちに会いに、ぜひ来てください。ナンの工房にて陶器市を開きます。コンポンチュナン焼の新しい伝統へのチャレンジを見に、陶工たちに会いに、ぜひ来てください。

明 博史(Hiroshi AKE)
カンボジア伝統陶器プロジェクト、コーディネーター。陶器生産を地場産業として盛り上げるべく、セールス、マーケティング、生産管理などを担当。日本でテレビニュース・ドキュメンタリー番組制作、写真、ウェブサイト制作などメディアの仕事に関わったあと、2000 年、初カンボジア。2009 年、地雷・不発弾対策支援NGO のカンボジア事務局代表としてバッタンバンに赴任。任期終了後、「カンボジア伝統陶器プロジェクト」に参加。このコラムでは村のメンバーたちのストーリー、声を伝えていきます。

2015.10-11月号(第79号)掲載