2024年6月26日、プノンペン：J Trust Royal Bank(以下JTRB) とHEINEKEN Cambodia は、JTRBのコアバンキングシステムとHEINEKEN Cambodia の企業資源計画システム(以下「ERP」)をSWIFT File Actプロトコルを介し接続することに成功したと発表しました。

この接続には、JTRBが提供するHost to Host （以下H2H）ソリューションと顧客企業ERPへの接続に於ける専門的な知識が必要であり、接続により顧客企業のデジタルトランスフォーメーションを大きく推進させます。銀行と顧客企業ERPとのシームレスな接続が、顧客企業の決済ソリューション効率を向上させると共に、プロセスの合理化、手作業が大幅な削減へと繋がります。今回、JTRBとUnilever Cambodia双方の強いコミットメントと優れたチームワークが成功へと導きました。

クリティック・ランガナサン氏（HEINEKEN Cambodia財務ディレクター）「JTRBとの高度なシステム接続により、当社の決済業務のセキュリティが強化されると共に、手作業プロセスと所要時間が大幅に短縮されることで、生産性向上に繋がります。これは、JTRBのデジタル技術がいかに価値を創造し、業務を最適化できるかを示す好事例です。この高度な接続の実現に貢献したJTRBとHEINEKEN両プロジェクトチームに感謝したいと思います。」 JTRBは、HEINEKEN CambodiaがJTRBを今回の接続に於ける重要な戦略的パートナーとして選んでくれたことに心から感謝しており、これはHEINEKEN CambodiaのJTRBに対する継続的な信頼と信用を明確に示していただいたものと感謝しています。

明珍 徹(JTRBのCEO)「当行は、カンボジア市場のデジタル化を推進する為、重要な投資を続けています。これらの投資には、顧客のERPシステムと当行の基幹システム間の標準決済ファイル交換の自動化を可能にする技術も含まれています。これまで、SWIFT FIN/MT101、SWIFT File Act、s FTPをカバーするCCS統合機能の全てをリリースしました。当行は、カンボジアの銀行市場に於いて、国際的な銀行の資金管理機能を導入し、多国籍企業や地元企業を支援させていただいております。また2024年5月、当行はSWIFTファイルフォーマットをISO20022（MXフォーマット）へのアップグレードを実現しております。」

HEINEKEN Cambodiaについて

HEINEKEN Cambodiaは、1994年にカンボジアで設立された同国有数のビールメーカーです。ハイネケン®、タイガー、ABC、アンカー、ゴールドクラウンなど、国内外の高品質なブランド・ポートフォリオにより、消費者や顧客に素晴らしい体験を提供しています。プノンペンに国内拠点と最新鋭の醸造所を構え、約700人の従業員と、バリューチェーン全体で12万人*の間接雇用を支えています。カンボジアの持続可能な発展に貢献するHEINEKEN Cambodiaは、環境、社会的持続可能性、責任ある消費に焦点を当て、ネットゼロ、より公正で健康的な世界への道筋で、「より良いカンボジアの醸造」を目指しています。ハイネケン カンボジアは、世界で最も国際的なビールメーカーであるハイネケン・カンパニーの一員です。

*Source: 2022 internal sales, 2020 Steward Economic Impact Study – 19’ data, gov’t data

J Trust Royal Bankについて

当行は、東京証券取引所に上場し、日本、韓国及びモンゴル、東南アジアに於ける金融事業、不動産事業、投資事業の領域で深い経験とノウハウを持つ総合金融グループであるJ Trustと、カンボジア最大のコングロマリットであるRoyal Group Financeの合弁の金融機関です。当行は、カンボジアの人々にグローバルクラスの金融サービスを提供するカンボジア最大の外資系銀行の1つであり、プノンペン、シェムリアップ、バッタンバン、コンポンチャム、シアヌークビル州に全17の支店、従業員700人以上を有しております。