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“留職”という新しいスタイルを利用し、カンボジアへ【杉本尚也さん】

皆さん、“留職”って聞いたことありますか?

NPO法人クロスフィールズが行なっているプログラムで一定期間、海外の現地企業へ社員を派遣し、現地で働きながら様々な問題を解決していくことで起業の人材育成に繋がる活動です。今回は現在、カンボジア国内で配布中のNyoNyum102号でも紹介した留職プログラムを活用してカンボジアの太陽光システムを活用した農業機械を扱う現地企業で奮闘中の杉本尚也さんを紹介します。

 

 

クロスフィールズとは

企業で働く人材が主に東南アジアの新興国のNPOで本業のスキルを活かして社会課題の解決に挑む留職プログラムを通じ、途上国の課題解決と企業のグローバル人材育成・新興国進出・BOPビジネス開発をサポートしている。カンボジアには現在、留職で3人来ている。NPO法人クロスフィールズ公式サイト

 

 

どういった経緯でカンボジアへ?

渡航前にクロスフィールズの方々と

日本では製薬会社で営業として働いていましたが、NPO法人クロスフィールズを通して半年間、カンボジアの現地企業へ“留職”しています。留職とは新興国の社会的企業やNPO、NGOへ一定期間派遣されるというクロスフィールズ独自のプログラムです。在職している製薬会社が社員教育の一環で利用しています。
日本に妻と4歳・1歳の子どもがいますが、せっかくのチャンスなので、プログラムの1年ほど前から英語を勉強しはじめ、論文と面接を受けて合格してカンボジアへ来ました。

 

 

カンボジアの企業ではどのようなことをしているのですか?

派遣先企業のCEO Sokun氏と

電気のない地域に太陽光発電を提供している現地企業で働いています。太陽光システムを利用したいろいろな商品も扱っており、日本での経験を生かして私は2種類の機械を販売しています。1つ目は、ドライフードを作る機械。田舎の道端で肉などを天日干ししている様子をよく目にしますが、これを使えば衛生環境も生産性も飛躍的に向上させることができます。
2つ目は、卵を効率よくふ化させる機械。農家のみなさんもこういった機械の存在は知っていますが、電気がないと使えないと思っている人がほとんど。カンボジアの地方にはまだまだ電力不足の地域も多いですが、これだと太陽光を利用しているのでどこでも利用可能です。
カンボジアの伝統的な農業スタイルの中で、いかに効率よく生産できるかを追求し、現金収入を得るための方法として積極的に利用してもらおうと案内しています。営業エリアはカンボジア全土で、一軒ずつ農家を回るよりは農業関連の事業を行っている投資家や各団体にアプローチしています。

 

 

カンボジアで驚いたこと、実際に働いてみて感じたことは?

スタッフ相手に英語でプレゼンテーション

こちらに来る前は自身満々でしたが、実際来て現実を見ましたね。カンボジアは搬入が遅れるなどトラブルは日常茶飯事。日本は恵まれすぎていますね。その中でもなんとか新しいことを起こすためには、次々と目の前の問題を解決し、自分で動いて開拓しなくては前に進みません。でも、それができたときの達成感は日本では決して経験できない、何にも代えがたいものがあります。

 

 

今後、カンボジアでの経験をどう役立てたい?


何をするにも文化がまったく違うことを理解したうえで、どうやったらスタッフに気持ちよく動いてもらえるか、どういう配慮ができるのかをよく考えるようになりました。日本の企業もこの先本当にグローバル化を目指すのなら、一つの見方だけではなくいろんな考え方や視点があり、それを認めて受け入れて、理解する多様性を身につけるべきだなと感じました。この考え方は日本の現場に戻っても仕事に活かしたいと考えています。

 

 

杉本尚也さんプロフィール


1984年生まれ、大阪出身。大学卒業後、製薬会社に入社。4月からカンボジアへ留職し、太陽光発電事業を行う現地企業に所属。9月まで滞在予定。

 

 

杉本さんが派遣されている現地企業

Lighting Engineering Solutions
公式サイト:http://www.lightingengineeringsolution.com

Facebookページ:https://www.facebook.com/lightingengineeringsolution/