不定期更新のWEB連載コラム「ニョニュムショップ便り」は、ショップのあれこれを担当しているスタッフ谷垣がお届けするコラムです。
カンボジア全土から集まったメイドインカンボジア品をご紹介したり、商品にまつわるお話、その時々のお知らせやお得な情報をお伝えしています。
明日、2月14日はバレンタインデーということで…
今回はシェムリアップにあるチョコレート工場とそのチョコレートをご紹介いたします。
(日本で暮らし育つと、商法と分かりながらもこの時期になるとチョコレートを食べたくなるのはわたしだけでしょうか…)
WAT Chocolate
WAT Chocolate( TEMPLE OF CACAO CAMBODIA )は、カンボジア発のチョコレートブランドでシェムリアップに工房(工場)があります。
「カンボジアならではの素材を使った、ほかにはないチョコレートを作り、世界のチョコレート界へ!」を目指し、昨年2019年から製造・販売を始められました。
特徴的なところはなんと言っても、モンドルキリ産のカカオ豆、カンポット産の胡椒や天然塩など、すべての原料が100%カンボジア産であるということ!こだわり抜かれています。
また、このWAT ChocolateはBean to Barといって、カカオ豆の選別から成型まですべての工程を自社工房で行う製造スタイル。チョコレートの製造スタイルを想像したり調べたりすることはあまりないかもしれませんが、Bean to Barのチョコレートって(世界中で)近頃多くなったとはいえ、まだまだ珍しいそうです。
そして、現在販売中のすべての商品はカカオの含有量が70%を超えるハイカカオチョコレート!健康への効果が高いと言われています。
現在販売中の商品
昨年(2019年)末から販売しているのはこちらの4種類。
チョコレートだけでも魅力たっぷりですが、パッケージもかわいい!
きらきらの箔押しと、種類ごとに異なる配色がたまりません。
フレーバーは左から、
● Bittersweet(ビタースイート/プレーン)
●Crunchy Peanut(カリカリピーナッツ)
●Fresh Salted Kampot Pepper(塩漬けこしょう)
●Kampot Sea Salt(カンポット塩)
モンドルキリ産のカカオで作られたチョコレートは、深いカカオの香りにフローラルさと酸味が少し加わり、ナッツに似た香ばしさが。
あまいミルクチョコレートとは違い、ひとかけをじっくりと味わいたい「大人なチョコレート」です。
コーヒーブレイクにひとかけ、夜ならお酒に合わせていただきたい、そんなお味。
新フレーバーが届きました!
先月1月の末に届いた新フレーバは、Crunchy Cacao(かりかりカカオ)!
パッケージを開くとこんな感じになっています!
他のフレーバーも同様のパッケージ仕様です。
(…ウィリー〇ォンカのゴールデンチケット入ってないかな…)
表面はこのような感じの板チョコです。
そして裏面…!!こちら側にカカオニブが!
割ってみました。
お味は、かりかりっとカカオニブがとってもいい…!
プレーンのBittersweet(ビタースイート)により香ばしさが合わさってダークチョコ好きにはかなりオススメです。
ぜひみなさまお買い求めいただき、ご賞味くださいませ!
(赤ワインと一緒に食べたい…)
「ところでカカオニブってなんじゃそりゃ?」という方、これからご紹介いたします。
いざ、カンボジアのチョコレート工場へ!
シェムリアップ中心部の南東に位置する工房は、なんとびっくり!チョコレートロードという通りにあります。
(訪問される場合はWAT Chocolateへ直接お問い合わせください。→【WAT Chocotale】)
こちらがモンドルキリ産のカカオ。
ひとつひとつ手作業で大きさ別に仕分け、ローストします。
ローストしたものを砕き、外側の皮を外いたものがこちら。これがカカオニブ(Cacao Nib)です。
カカオが豊富な国では、この栄養満点なカカオニブをサラダに散らしたり、スムージーに混ぜたりするそうです。スーパーフードとして日本でも知られるようになり、現在は購入できる場所もあるそうです。
機械で外けられなかった異物(チョコレートに適しないもの)をさらに手作業で選別します。
そして、このカカオニブをお砂糖(甘味料)と一緒に2日間ほど、じっくりじっくり潰していきます。
潰し混ぜ終わった状態がこちら!お馴染みのチョコレートですね。
その後、テンパリング(艶やかで柔らかい口当たりになるようにチョコレート全体の温度を一定にさせること)を行い、型へと流し込まれます。
型に流し込んだのちにトッピングを散らし、冷やし固めます。
そして、あの金色の紙に包まれた形になるのです。
カカオの選別からパッケージが完成するまでには約4日がかかるとのこと。
カカオの収穫までさかのぼるともっともっと長い時間をかけて作られています。
今年のバレンタインデー、WAT Chocolateをいかがですか?
WAT Chocolate
WEBサイト → コチラ
E-mail:info@watchocolate.com
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谷垣 萌(タニガキ モエ)
1995年生まれの24歳、大阪府出身。大学卒業後、2018年4月にCJS入社。ニョニュムショップのあれこれを担当しながら、メディア業務にも携わる。
特技はどこでもすぐに寝られることと、手首と指をすごく曲げられること。
