カンボジア生活情報誌「NyoNyum(ニョニュム)」131号を発行しました!
今回の特集は、「クメール人が今思うウェルビーイングとは?」です。
クメール人が今思うウェルビーイングとは?
1991年のパリ和平協定のもと、国家統一がされてきたカンボジア。フン・セン元首相のWin-Win戦略によって、1997以来クメールルージュの残党が投降し始め、国家完全統一が成し遂げられた。それ以来、平和と共に経済復興も広がり、国民の生活水準も徐々に上がるようになった。
平和が確立されてから約30年間。経済の向上と共に人々の暮らしにも変化が起きている。現代クメール人が思う幸福感とはどんなものだろうか。内戦を経験した50年代以上の人々や1990年代前後に生まれた社会人、2000年代以降に生まれた大学生や一般のプノンペン都民を対象に、皆が思う「幸福」に迫るためアンケート調査を実施した。
★今回の特集はニョニュムウエブ編集部スタッフが実施したアンケート調査をもとに、回答された結果に対して編集部としての解釈を加えました。
編集後記:
経済成長にともない生活状況が良くなるにつれて、クメール人の価値観がどのようなものだろうかと思ったことはありませんか。経済勃興と共に生活が豊かになり、人々の思う幸せにも大きな変化が起きているのでは? 一人ひとりの「幸せ」や「ウェルビーイング(心身ともに良好な状態)」といったものは、何がより重視されているのでしょうか。年齢層を別に今のクメール人が求める「幸せ」とは何か、人生、家庭の「価値観」とはどのようなものなのか、「幸せ」と感じる時はどんな時なのか、などなど。個人的に知りたいものでもありました。
今回の特集はプノンペン都の人々に聞き取り調査をしました。調査対象の年齢層を決めて、皆がこのようなことを求めているとか、幸せだと思われることをリストアップしてアンケートの設問に工夫を凝らしました。調査で得た数字でクメール人が思う幸福感を把握するのが目的でした。
調査であらゆる場所や人、オンラインなどで今回の調査に協力してくださった皆さんに感謝いたします。編集チームが可能な範囲で実施したアンケートの回答から得られた数字から、現代カンボジア人の思う幸福感がどのようなものか、少しでも日本の読者の皆様にお届けできれば幸いです。(ノップ・ヴィサール)
目次:
▲2019年の最新の国勢調査データの紹介
▲内戦時代を生き抜いてきた人々が求める幸せとは?
▲30-40代の現役社会人の求める幸福感とは?
▲大学生が求めることは?
▲プノンペン都民が今求める公共サービスの現状とは?
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