NyoNyum114号特集:⑤銀行による 最新電子決済サービス~PPCBank編~
NyoNyum114号特集:⑤銀行による 最新電子決済サービス~PPCBank編~
2021.10.05

現在カンボジア国内で配布中のカンボジア生活情報誌NyoNyum114号の特集では「カンボジアの電子決済(キャッシュレス)」について紹介しましたがそのWeb版も公開します。

 

電子決済(キャッシュレス)の世界

新型コロナの影響で、カンボジアではこれまで以上に電子決済サービスに注目が集まりました。

紙幣の受け渡しによる感染リスクを避けるため、QR コードによる電子決済は都市部ばかりでなく地方の各地域にも急速な広がりを見せています。

プノンペン都内にあるスーパーマーケットのレジには、銀行や電子マネーサービス、クレジットカード会社のロゴがずらりと並び、先進国に劣らんばかりの電子決済手段の多さ。

しかし、実は、カンボジアで銀行口座や電子決済サービスが普及し始めたのは、ここ10 年ほどのこと。

「銀行にお金を預けるよりもタンス貯金が一番安心!」

そんな考えが根強くあったこの国で、どのようにして電子決済が一般化してきたのか、近年の電子マネーのトレンド、人々がどのように暮らしの中で電子決済サービスを使っているのか、そして、銀行の最新サービスなどなど。

今号の特集では、目まぐるしく発展する、カンボジアの電子決済の世界をのぞいてみます。

 

銀行による最新電子決済サービス

カンボジアでの電子決済の先駆けは、銀行口座直結のクレジットカードやモバイルアプリ。

利用者の安全と利便性を第一に、流行も取り入れ、進化し続ける銀行2 社の最新情報をご紹介します。

 

~PPCBank編~

<ポイント1>手数料無料&即時着金!「バコン経由送金」で銀行送金の常識が一変!?

バコン参加金融機関は続々と増え、2021年8月現在、25社にまで拡大中。カンボジア・リエルと米ドルの両通貨での決済と送金のデジタル化が加速している

カンボジア中央銀行が開発、昨年10月に正式運用がスタートした話題のデジタル決済プラットフォーム「バコン」。

PPCBankもその取り組みにいち早く参加し、銀行業務のデジタル化を牽引する存在として利用者視点でさまざまな新機能を発表している。

そんなPPCBankモバイルバンキングの画期的な新機能のひとつは、バコンとのシステム接続を最大限に活用した「バコン経由送金」。

バコンのプラットフォームに参加する金融機関へリアルタイムに送金できる機能で、これまでカンボ
ジア国内で送金する際にかかっていた時間とコストの両方が削減できる。

デリバリーサービスや非対面の決済にも気軽に利用できるのでとても便利。

また現在、カンボジア国内送金には複数の送金方法が存在しているが、PPCBankモバイルバンキングでは各送金方法がひとつのインターフェイスに統合されている。

送金先や金額を入力するだけで最適な送金方法が瞬時に自動的に選択され、最も手数料が安価な(もしくは手数料がかからない)送金方法を直感的に利用できるのは、他の銀行アプリにはない特長だ。

 

他社とも積極的に提携しシームレスな送金を実現

カンボジアでは農村部を中心に、銀行口座を持っていない人々が多いが、各地で送金需要は年々高まっている。

そうした地域のより多くの人々が金融サービスの恩恵を受けられるよう、PPCBankではWingやTrue Money、AMKといった他金融機関の送金サービスとも積極的に提携しながら送金ネットワークを拡大している。

また、PPCBankのユニークな取り組みに、韓国で働くカンボジア人たちへのサポート体制がある。

親会社のひとつである全北銀行(韓国)に設けたカンボジアデスクからPPCBankの持つ送金ネットワークを利用することで、韓国で得た収入をスピーディーかつ安価にカンボジアに住む家族に届けることができる。

田舎で暮らす家族が銀行口座を持たない場合にも、カンボジア全国に展開している提携送金サービスの代理店窓口を通じて現金での受け取りが可能だ。

 

<ポイント2>かゆいところに手が届く!PPCBank ジャパンデスクが決済サービスも日本語でサポート!

2018年2月、ジャパンデスクはPPCBankオルセー支店2 階に移転。日本語での案内と迅速な対応で国内外顧客から信頼される存在に

デビットカードやクレジットカード、QRコード決済などのキャッシュレス決済が急速に進んでいるカンボジア。

しかし、どんなに便利な機能や方法でも、使い方がわからなかったら?入れたお金が出せなくなったら?と使い始めは心配事が多いはず。

そんなときでも頼りになるのが、PPCBankジャパンデスク!日本人スタッフが常駐しており、すべての銀行サービスを日本語で案内してくれる。

また、PPCBank専用アプリもジャパンデスクスタッフが日本語化しているので、アプリ内操作もスムーズ。

さらには、素早く解決したいお困りごとの際の電話やメールでのお問い合わせも日本語OK。

 

モバイルバンキング新機能 ~カード管理もさらに便利に~

クレジットカードは、PPCBankモバイルバンキングによるカード管理機能「MY カード」の登場によって大幅に利便性が向上した。

カード利用明細や利用残高をいつでも確認できるようになった他、急な資金調達に役立つキャッシングサービスもアプリ操作で簡単に実行できるようになった。また、このカード管理機能ももちろん日本語に対応している。

また同機能によって、さらにカードが安心して利用できるようになった。

かんたんなアプリ操作だけで保有しているカード利用の一時停止や再開ができるので、万が一のカード紛失や盗難といったケース以外にも、どこかにカードを置き忘れてしまったときにも気軽にカード利用状況を保護できる。

暗証番号を忘れてしまった場合にも同じくモバイルバンキングの操作によって暗証番号を再発行できるので、モバイルバンキングによるカード管理は欠かさずに活用していきたい。

 

地雷・不発弾の撤去活動への支援金活動

PPCBankは現在、「地雷や不発弾のないカンボジアの未来」を実現するための支援金活動を実施し、協力を広く呼びかけている。支援への参加にもモバイル決済が活用されており、PPCBankモバイルバンキングの「モバイルペイmobilePAY」から左記QRコード読み取りにより可能。集められた支援金は非営利団体APOPOによる地雷撤去活動に役立てられる。

PPCBankは、社会貢献活動(CSR=企業の社会的責任)に積極的な取り組みを展開していることでも有名。

これまでには国内貧困層向けの医療無償支援を定期的に主催しながら、2018年には日本への西日本豪雨災害義援金活動をPPCBankジャパンデスクが中心となって実施。

また昨年から今年にかけては、カンボジア国内の洪水被害地域への救援物資活動、保健当局の新型コロナウイルス感染症対策への寄付、さらにはカンボジア北部シェムリアップを中心に活動する非営利団体APOPOとHeroRATs(地雷撤去のために訓練されたアフリカオニネズミ)らによる地雷撤去活動への支援など、各方面にわたり献身的な支援を展開している。

さらに聴覚障がい者への雇用機会を拡大する「Socials Coffee & Humanity」とパートナーシップを結び、プノンペン市内の主要なPPCBank店舗にコーヒーショップ用スペースを提供。

バリスタとして高い技術を持つ聴覚障がいのあるスタッフが淹れるコーヒーが美味しい、と銀行を訪れる人々の間で話題なのだとか。

さらにPPCBankモバイル決済「モバイルペイmobilePAY」利用者にはうれしい割引あり。

 

PPCBank詳細

<営業時間>
【月~金】8:00~16:00
【土】8:00~12:00
定休日:日曜・祝祭日

 

<電話番号>
061-444-608

日本語でお気軽にお問い合わせください

<PPCBank ジャパンデスク>
オルセー支店2階(モニボン通りとSt.214の交差点角)
Phnom, 437 Preah Monivong Blvd (93), Penh 12258

 

PPCBankジャパンデスクでは、カード決済端末も日本語でご案内します。店舗へのカード決済導入希望のお客様はお気軽にお問い合わせください。

小菅義之:y.kosuge @ ppcb.com.kh
池田晴香:i.haruka @ ppcb.com.kh

<PPCBank公式サイト>
https://www.ppcbank.com.kh/japan-desk/

 

<カードの紛失、盗難などの緊急連絡先>
電話:0963/023-909-909

24時間365日受付(英語対応)

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